Blog Post

海外の会社と取引をすることのメリット(2)

前回は海外の会社と取引をすることで、仕事がコンスタントに取れやすくなるという話をしました。
祭日だけでなく、決算期も国によって違います。
予算が下りる時期や繁忙期も、他の国と重なる部分と重ならない部分があります。
日本が忙しいときに他の国がヒマだったり、他の国が忙しいときに日本がヒマ、ということがあります。
でも、海外の会社と取引をするメリットは、仕事が確保できることだけではありません。
財政面でもプラスになることがあります。
新しい会社と取引を始めるときに翻訳料金として単価を決めますが、そのときに取引先の国の通貨で単価を設定すると、為替レートによっては日本円に換算したときに得になることがあります。
たとえばイギリスの英ポンド。
今現在のレートだと、1ポンド=170円前後です。
日本国内で100円に料金を設定している仕事があったとして、これを1ポンドで料金を提示してみても、意外に受け入れてくれるところがあります。
もちろんケースバイケースですし、もともと日本円で契約をした方が安く上がると考えている取引先だったら、日本円にしてくれと言ってくるので、こういう効果は期待できません。
ですが翻訳会社は世界中に星の数ほどあり、たとえばイギリス在住の日本語翻訳者はイギリスに住んでいるわけですから、ポンドで単価を提示してくるのが普通です。
翻訳会社は世界中の翻訳者と取引をしているので、いちいち登録名簿を見て、「あなたは日本に住んでいるから日本円じゃないとダメ」なんてヤボなことはほとんど言いません。
たとえ言われても、交渉すればいいわけで。
あまりに相場からかけ離れているレートを提示することはできませんが、ある程度の交渉は可能です。
ポンドで請求書を出せば、ポンド建てで日本の銀行に送金されてきて、その日のレートで日本円に換算されて口座に振り込まれます。。
(他にもPayPalとかいろんな送金方法がありますが、それはまた別の機会に・・・)
レバレッジが高い(100円分の仕事に170円もらうわけですから)ので、多少の送金手数料を払ったとしても、円建てで取引をするよりも割がよくなります。
送金のたびごとに手数料がかかるので、小さい仕事はまとめて請求書を出します。
ただしこの取引方法は、円高になると不利なので、リスクも伴います。
リーマンショックのときは、うちも打撃を受けました。
特に米ドル建てのお取引は痛かった。
1ドル120円前後で取引をしていた時代もあったのに、70円台になってしまったので、100ドル分の仕事をしても、むこうは同じ100ドル払っているのに、こちらは12000円入ってきていたものが7000円しか入ってこなくなります。
追い打ちをかけるように、銀行手数料も次々と値上がりに・・・(泣)。
円建てのお取引を増やそうかと思いましたが、日本国内の他の翻訳会社も生き残るのに必死で、新しい翻訳者と取引を始める余裕はなさそうな状況。
全世界的に仕事も激減したようでした。
ところが・・・
そんな中で、イスラエルの会社だけは、仕事が途切れなかったんですよね。
途切れないどころか、仕事量が増えた。。。
単価がそれほど高くないので、それまでは断ることもあったのですが、俄然存在感が大きくなってきました。
この会社が財テクに長けていただけかもしれませんが、ユダヤ人に富豪が多いと言われるのは、こういうことなのか・・・???と思いながら、仕事をいただいていました。
今でもちょっと不思議に思っていることですが・・・
ともあれ・・・うちはこうしてリーマンの危機を乗り切りました。
日本国内の会社のみにお取引を限定していたら、存続できていなかったかも・・・と思うと、ゾッとします。
こんなふうにリスクを分散できることも、海外とお取引をするメリットです。

海外の会社と取引をすることのメリット(2)」への2件のフィードバック

  • YU-KI OfficialBlog

    SECRET: 0
    PASS:
    記事拝見しました!たまたまですが訪問させていただいたので、コメント残して帰ります☆僕はバンド活動をしている様子をブログにアップして楽しんでいます^^また記事を拝見させていただきます!お互い交流を深め合えたら嬉しいです!

  • SECRET: 0
    PASS:
    >YU-KI OfficialBlogさん
    コメントありがとうございました!ブログ遊びに行ってきました。ステキなブログだな~と思いました。バンドがんばってください!これからもどうぞよろしくお願いしまーす。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Related Posts

本ウェブサイトは、ご利用者様の経験を改善及びパーソナライズし、広告を表示するためにクッキーを使用します。また、Googleアドセンス、Googleアナリティクス、YouTubeなどの第三者からのクッキーも含まれる場合があります。本ウェブサイトを閲覧及び利用した時点で、お客様はクッキーの使用に同意したものとします。プライバシーポリシーは、適宜更新しております。右のボタンよりプライバシーポリシーをご確認ください。