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アメリカやイギリスの会社で働いて思ったこと(3)

前回のブログで、自分を売り込むのが上手ではない日本人は、ビジネススキルやプレゼンの勉強をすることを薦めたい、と書いた。
とは言うものの、私自身は、あまり自己アピールは上手ではない。
というか、はっきり言って苦手だ。
大勢の面前でしゃべったり、対等に渡り合うのは得意ではない。
インターナショナルスクールに行って小さい頃から訓練を受けてきたという経験もないし、英語だって普通の公立の小中学校に行って、「New Horizon」なんて教科書で勉強していた。
高校、大学に行ってからは、ESSでディベートやスピーチの勉強はしたけれど、立て板に水のごとく論理を展開できるような力はつかなかった。
それなりに努力はしたが、結局、もともとの性格を変えることはできなかった。
大体翻訳者なんて、一ヶ月ぐらい缶詰になって仕事をしていても全然苦にならないような地味な人が多い。
社交性が豊かだったら、翻訳者にはなっていなかったんじゃないかと思うぐらいだ。
でも・・・社交的でないからと言って、海外に出て行くことを敬遠する必要はない。
他にも生き残る方法はある。
私の場合、口ではかなわないので、とにかくひたすらトライアルに合格して、実績を作るようにしている。
派手なプレゼンはしないかもしれないが、お客さんやトライアル採点者から良い評価やフィードバックがいただければ、自然にリピーターも増えるし、指名していただけるようになる。
周囲にほめていただけるようになれば、おのずと評価は上がってくる。
仕事を勝ち取るためのサンプル翻訳の提出にも指名され、エージェントが自腹でお金を払ってくれるようになれば、かなりの信頼関係が築けたと考えていいと思う。
時間はかかるが、コツコツと実績を積み重ねて行くことが大切だ。
なので、人前で発表したり社交的に会話するのが苦手な人も、諦めないでほしい。
世界は広いので、きっと良さをわかってくれる人・会社・学校・コミュニティに巡り合えると思う。

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