なんちゃって日本食→ラーメンへ

今日は、本題に入る前に、読者の皆様に感謝のご報告と、折り入ってアホなお願いがございます。

4月11日から、ブログ村の「英語 通訳・翻訳」ランキングに参加いたしました私・・・
皆様の応援のおかげで、初登場50位→41位→37位→26位→17位と、順調に順位を上げることができておりました。ありがとうございます！！ヾ(＠°▽°＠)ﾉ
皆様の応援なしには、ここまで来ることはできませんでしたm(__)m。
ところが、数日前から、なぜかランクがどんどん下がり始めました。。。
ランキングを見ても、「OUT」は増えているのですが、「ＩＮ」が全然増えていない・・・
ランキングを見て「なんでだろう、なんでだろう」と悩んでいたのですが
昨日、気が付きました・・・
・・・ボタンのリンクを貼っていなかった（泣）・・・

これじゃあ、皆様もクリックのしようがありません。。。
自分でボタンのリンクを貼り忘れて、クリックされていないと悩むなんて、相当のおとぼけでございます。
慌てて貼り直しました。
（実を言うと、先週も貼り忘れたことがありました。）
そこで、こんなことを読者の方にお願いしていいのかどうかわかりませんが、今後、ボタンを貼り忘れている日があったら、「ボタンないよ～」と一言、声をかけていただけないでしょうか。
どなたでも、お時間のあるときで構いませんので・・・。
何でこう抜けてるんですかね～・・・。
ちょっとボタンを忘れないための対策を考えなければいけません・・・。
・・・というところで、気を取り直して、本題に入りたいと思います。
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昨日から、テキサスで見かけた、日本人が見たらちょっとビックリするような「なんちゃって日本食」をご紹介しています。
アースデイ（地球の日）の健康食品フェアに行った後、お好みでお寿司を巻いてくれる「How Do You Roll」というチェーン店に、ランチに行った私。
このお店は前にも来たことがあり、そのときはサブウェイのサンドイッチのお寿司版みたいな感じで、ガラス越しに「これとこれとこれ」と具を指定すると、カリフォルニアロールみたいなお寿司を巻いて作ってくれました。
昨日の「なんちゃって日本食」でも触れましたが、ここでも「プロテイン」として、ビーフ、チキン、カニカマ、エビ、ウナギ、ツナ（←ってこれマグロのことだよな？）、スパイシーツナ、サーモン、スパイシーサーモン、スモークサーモンなどから選べと言われる。
まあ、手巻き寿司に毛の生えたようなものだと思えば、具を選ぶのはわかります。
しかし、この後から、日本路線から逸脱し始めます。
まず、選択肢の中に、海苔だけじゃなくて、海苔を食べない人のために、メロンアイスのような色の「ソイラップ」という、大豆でできたシートがある。
ご飯も白米と玄米から選べる（←寿司飯ではない）。
一番解せないのは、「野菜と果物」というセクションがあり、キュウリやアスパラやホウレンソウなどの野菜と一緒に、みかんの缶詰やマンゴー、イチゴなども選べるようになっているのです。
みかんやいちごの寿司って（汗）・・・ちょっと考えただけでも気持ち悪いですが。
こんなの頼む人、いるんですかねえ。
・・・とまあ、こんな調子で、「なんちゃって」色が全開のお店なのです。
外見もちょっとフードコートにありそうなチープな佇まいで、日本食を知り尽くした職人さんが働いているという雰囲気はまったくないので、あまり期待はしていなかったのですが、メニューに「ラーメン」というのがあったので、「おっ」と思いました。
失礼かとは思いつつ、ラーメンでは前に痛い目に遭っているので、聞かずにはいられない私。
「つかぬことをうかがいますが、お宅のラーメンって、まさか、インスタントじゃないですよね？」
レジ係のアフリカ系のお姉さんは、びっくり仰天して、
「えっ、どういうこと？」
というので、
「ほら、ラーメンっていうと、スーパーに売ってるようなインスタントを出す店って、あるじゃないですか」
と、具体例を挙げずに指摘すると、
「ええーっ！信じられない！そんな店があるの？うちがインスタントなんて、そんなことあるわけないじゃないですか。うちはちゃんと生のを使ってますよ」
と、心外な、という顔で抗議してきました。
やっぱりインスタントを出すってのは、アメリカの常識でもびっくりされることなんだな、とちょっと一安心。
スープの味も一種類しかないし、胡散臭い感は否めなかったのですが、お姉さんの怒り方を見ると、それなりのこだわりがあるんだな、という印象を受けたので、生のラーメンとやらを食べてみることに。
まずかったときの対策として、玄米のカリフォルニアロールも一緒に注文しました。
ところが、ずいぶん待たされるんですよね・・・。
ラーメンって、あんまり待たされたらおかしいと思いませんか？
う～～ん、変だな、と思い始めた頃・・・
ようやく、来ました。
それがこちら↓↓↓

う～ん・・・ゆで卵の薄切りとネギはわかるが、このピンクの野菜っぽいのは、何だろう？
ショウガかな？
と思って食べてみたのですが、何か酢漬けの玉ねぎみたいでした。
麺を一口食べてみると、まあ、インスタントではないことは確か。
何というか、日本のスーパーで買ってきた生ラーメンをお家でゆでたときのような感じです。
ちょっと硬めだが、のびてはいない。
ところが、スープを口に運んで、思わず顔をしかめてしまいました・・・

・・・・・・ぬるい・・・（ｉДｉ）

それにこのスープは何味なんだろう？
濃いしょうゆ味のように見えるが、食べてみると、オイスターソースも入っているのかな、という後味が残って、よくわからない・・・
う～ん、念のためにカリフォルニアロールも注文しておいて、正解だった。

玄米で寿司飯じゃなかったけど、そこそこおいしかったですよ。
・・・ということで、ラーメンは半分ぐらい食べて、残してしまいました。
だって、麺はのびてはいないが、のびることができないほどスープが低温であり、ちょっと生煮えでブリブリだったのです。
まあ、こっちではスープは日本ほど熱くしないことはわかってましたけど、ちょっと許容範囲外かなと。
お店を出ようとすると、お店のお兄さんが、私がラーメンを残したのを見て、声をかけてきました。
「どう、美味しかったかい？気に入ってもらえた？」って。
「うん」とは言い難いので、その質問には答えず、
「ちょっと聞きたいんだけど、このスープ、何味なの？」と聞きました。
するとそのお兄さんは、顔を輝かせて
「いや～気に入ってくれたかい、あのスープ。最高だろ？ボクも大好きなんだ。あれは全部野菜なんだ。キャベツとかいろいろじっくり煮込んで、一晩寝かせてある。」
と、言うではありませんか。
えーーーーーっ。
「色が黒いから、しょうゆとか入っているのかと思っちゃった」と言うと、
「いや、できたてはもっと色が薄いんだ。しょうゆはちょっとぐらい入っているかもしれないけど、全部野菜でとってもヘルシーなんだ。気に入ってもらえて嬉しいよ。自慢のスープなんだ」
・・・・・・
これ、お兄さんの自信作だったんだ・・・。
・・・何だか、あんなに目をキラキラさせて熱く語られたら、「お宅のラーメンまずいですよ」なんて、言えなくなってしまった。
こういうとき、すごく困っちゃいますよね。
真実を言ってあげるべきか、あげない方がいいのか。
「こんなの日本ではラーメンとは呼びませんよ」と言ってあげた方がいいに決まっている、と思う反面、
こんなチェーンレストランで、レシピを変える権限もおそらくなく、将来日本にラーメン留学をすることを考えるような本物志向でもない店員さんに真実を伝えたところで、何のメリットがあるだろう。
お兄さんはそれなりに誇りを持って仕事に臨んでいるわけで、ささやかな日々の幸せに私が水を差す権利なんてあるのだろうか。
ひょっとしたら、もっといい機会ができるまで黙っていた方が、お互いのためにいいのでは・・・。

なんて思って、何も言わずに出てきてしまいました。
翻訳の仕事をやっていると、結構こういう場面に遭遇します。
勘違いを指摘してあげた方がいいのか、あげない方がいいのか・・・。
2つの文化の間で行ったり来たり、こんなことばかり考えている。
お兄さん。
努力は認める。
でも・・・
私は今回の状況を「指摘しない方がいい」と判断したわけですけど・・・
皆さんだったらどんなふうに対応しますか？