英語にも敬語ってあるんですね

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皆様、こんにちは!ランサムはなです。

お元気でお過ごしですか?

今年の1月から大学で講師の仕事を始めた私ですが、ここだけの話、学生から「センセー」と呼ばれることに、いまだに抵抗があります。

「私、そんなエライ人じゃないし。」って、反射的に思ってしまうんです。

なにしろ20年以上もフリーランスという、「肩書き」とは無縁の世界で、組織の後ろ盾もなくパソコン一台で戦って来た一匹狼ですから、「はなさん」って呼んでいただけるのが個人的には一番しっくりきます。

しかしさすがに学生に「ハナ」とか「はなさん」と呼ばせるわけにはいかない(日本社会についての知識が身につかない)ので、学生には「センセー」(漢字で「先生」と書くと違和感MAXなのでカタカナで表記)と呼んでいただいておりますが、自分が教壇に立つようになって初めて、学生が「敬語」らしい英語を使って話しかけてくることに気付きました。

これは短い期間、平社員として会社勤めをしたときには気付かなかったことです。ビジネスの現場にいたときはあまりこういう実感はありませんでした。

アメリカ英語には敬語なんてほとんどない、と思っていたのですが、学生は教師に話しかけるときは「Professor」という呼びかけを使うんですね。特に先生と一定の距離を置きたいときに、この傾向が顕著になるようです。

状況としては、試験中にお手洗いに行きたくなったときとか、こちらからの許可が必要なときに手を挙げて「May I go to the restroom?」とか言うんですが、このときに完璧なフルセンテンスで、教科書に出て来るような文章を発話するんですね。あとはこちらに何かしてほしいときは「Would you~?」って表現を使います。その改まった物言いから、敬意を示そうとしていることが伝わってくるわけです。「Can I~?」のようなカジュアルなタメ口は、よほど気を許して甘えているようなときしか使わない。

「英語には敬語がない」、という話をよく聞きますけれど、だからと言って馴れ馴れしく話しかけて来られるのかというと全然そうじゃなくて、言葉の選び方や態度で敬意を表すんだな、ということを初めて知りました。だから「敬語がない」、という説明は、専用の表現がない、という意味では正しいですが、敬意を示す言い方がないわけではないので誤解を招きやすいですね。

それにしても、私自身はフリーで翻訳をしていたときと今と比べて、中身は何も変わっていないつもりなのに、「先生」って肩書きがつくだけでこんなに周囲の扱いが変わるなんて、何だか怖いですね。「先生」って肩書きにいつの間にか慣れちゃって、勘違いすることがないように、十分気を引き締めて参りたいと思います。

経験年数や技術的にはまだまだかもしれませんが、後ろ姿や生き様から学生に何かを学び取ってもらえるような「先生」像を目指していきたいな・・・と思います。

そうそう、最後に、今日学生から「roast」という単語を教えてもらいましたので、皆様にもおすそわけ。「roast」って、ローストチキンとかの「焼く」って意味しか知らなかったんですが、人をイジるとか酷評する、って意味があるそうです。身体の部分を描写する練習で「Don’t roast me」って学生が言って、みんながドッと笑ったので、「何、何?」と言って意味を教えてもらいました(スラングらしいので、使うときには注意が必要かもです)。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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