2016年米大統領選後の翌日に立ち会って、思ったこと

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皆様、こんにちは!ランサムはなです。

お元気でお過ごしですか?

いや~、驚きました。

ま、まさかドナルド・トランプが大統領になるとは思わなかった・・・

大変な展開になりました。

これって、誰も想像していなかったですよね??

実を言うと、BREXITのあたりから、胸騒ぎは感じていたんですよ。

「今年は常識では考えられないことが起きる年なのかもしれない。

イギリスがEUから独立するような、天地がひっくり返ることが起きる年なら、トランプさんが選ばれることもあるかもしれない」って・・・。

でもまさか、現実になるとはね・・・。

そういう異常なことが起きる年って、あるんですね、きっと。

だけど不思議なのは、私の周囲を見回すと、ショックを受けているとか、愕然としているとか、ありえないって言ってる人はたくさんいるんだけど、トランプさんが当選してよかった、って言っている人って、一人も見当たらないんですよ。

テキサス大学では、学生が「トランプ反対」の大パレードをやっていたぐらいです。

テキサスは、トランプさんが取っている州のはずなんですけどね・・・

数が多いはずのトランプ投票者は、どこへ行ってしまったんでしょう?

たまたま私に、そういう知り合いがいないだけなのか?

それとも、トランプさんに投票した、と言いにくい雰囲気があり、声なき声があったということなのか?

謎です。

私は、トランプさんもヒラリーさんも困った候補だなと思っていました。

どっちにも大統領になってほしくなかった。

なので、立場的には中立です。

永住許可はありますが、外国人なので、投票もできません。

他の在米の方と比べて、それほど深くアメリカを知っているわけでもないと思います。

そんな私ですが、まず思ったのは、「PC(ポリティカリーコレクト)」の終焉です。

今まで長い間、LGBTやアフリカ系米国人、外国人、女性、身体障がい者など、いわゆる「マイノリティ」に分類される人たちを優遇する政策が、推し進められて来ました。

わかりやすくいうと、全く同じ能力を持っている白人男性と、たとえば日本人女性がいた場合、PC政策のおかげでマイノリティ(この事例では日本人女性)に仕事が与えられていた。「弱者」が優遇されていたわけです。

「弱者」のカテゴリに分類される人々は、その政策のおかげで思いがけないチャンスを与えられるなど、いろいろ恩恵を受けて来ました。その路線のおかげで、LGBTが結婚できるようになったり、外国人が重要な職務に就けたり、虐げられていた人々が自由になることができた。

だけど、それが何年も続いて、「弱者」が権力を握るようになると、今まで弱者じゃなかった人たちが、不当な扱いを受けるようになってきた。要するに立場が逆転しただけで、虐げられる人が減ったわけではなかったということです。

今までマジョリティだった人たち(主に白人男性)は、いくら努力しても仕事がもらえないとか、仕事を外国人に取られて路頭に迷ったりとか、名前こそ「マジョリティ」だけど、いつの間にか事実上のマイノリティの扱いを受けるようになっていった。だけど物わかりのいい男性のように振る舞わないと白い目で見られるから、「不公平だ」と声をあげることもできない。

その一方で「マイノリティ」だった人たちは、事実上権力を持つ立場に置かれるようになっても、自分たちはマイノリティだという意識が抜けないから、椅子取りゲームで席を譲ってくれた「マジョリティ」に対する配慮や救済策がない。

そういう状態が長く続くうちに、「マジョリティ」の人たちの今の制度に対する怒りが溜まって行き、堪忍袋の緒が切れたのでは・・・と推測します。

私は女性であり、外国人であり、「マイノリティ」の立場で恩恵を受けて来た方だと思うし、この制度がなくなると不利になるので、困ったなぁと思いつつ、自らの行動を顧みて反省するならば・・・

マイノリティとしてチャンスを与えられたときに、「当然でしょ」みたいに思わず、感謝して、もう少し虐げられる立場へ追いやられる人たちを配慮する対応ができていれば、少しは状況が改善していたんじゃないか?と思ってみたり・・・(まあ、「たられば」ですけどね)。

その反面、歴史の流れとして、時計の振り子が振り切ったまま止まってしまうことはないので、左に振れた振り子はいつかは右に振れるときが来るものなのかもしれない。

だとしたら、流れに逆らうことはできないのかもしれないと思ったり・・・。

胸中複雑です。

LGBTの友人は、同性婚を認める法案が翻されるのではないかと心配しています。

私への直接の影響としては、移民政策でしょうかね・・・

今までみたいに自由に頻繁に日本とアメリカを往復することができるのでしょうか・・・。

まあ、トランプさんの今の奥さんも移民出身で、米国籍を取ってからまだ10年ちょっとしか経っていないので、きちんと義務を果たしている外国人にはリーズナブルな対応をしてくれるといいな・・・と思ってます。希望的観測かもだけど・・・。

あとは、医療保険がどうなるかも心配ですね。

オバマケアが廃止になったら、オバマケアのおかげで医療保険に加入できた私たちは、今後どうなるのか・・・まあ、以前と違って加入実績ができたから、前みたいに箸にも棒にもひっかからない、ということはないと思うけど・・・。

円高も進むだろうし、本当に先行きがまったくわかりませんね。

翻訳の仕事にもどんな影響が出るのやら・・・。

PC(ポリティカリーコレクト)が廃止になっても、時代が逆行するのではなく、マイノリティとかマジョリティとか関係なく、本当に力のある人が正当に評価されるようになればいいなあ・・・と切に思います。

しかし、以前だったら、ブラックジョークというか、映画の世界だと思っていたことが、現実になるなんて・・・カナダ移民局のサイトがアクセスが集中しすぎてダウンするなんて、ありえないですよ。人生本当に、何があるかわからないものですね。「常識」は常に疑ってかからないと、どんどん塗り替えられて行くものなのですね。

私は普通、政治に関することはブログに書かない主義なのですが、あまりにもびっくりしたので、今回は例外とさせていただきました。

お読みいただき、ありがとうございました。
いつも応援ありがとうございます~♪
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(Image: Chris Dorney | Dreamstime.com)

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