少し前に、「個人事業主の間で導入が進むスクエア決済」という記事を書きました(こちら)が、アメリカ社会はつくづくカード社会だなあと実感した光景がありました。
非常に象徴的だと感じたのが、近所のスーパーの一角に設けられているプリペイドカードコーナー。
壁一面に、アマゾンやスターバックスと並んで、ビザカードなどが吊り下げられています。
「百聞は一見に如かず」と思いますので、皆様もご覧ください。
こちらが証拠写真
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いや~壮観。
日本でもiTunesのカードなどがコンビニで売られているのを見たことはありますが、数といい種類といい規模といい、これほどの存在感はないように思います。
・・・子供の頃からスーパーに行くたびに、こんなのがででーっと目の前に吊り下げられているのを見たら、こりゃ感覚狂うと思いますよ。
本当に、アメリカという国は、カード社会だなぁと実感させられます。
カードがないなんて言ったら、犯罪歴があるとか、「何か人に言えない特別な事情でもあるんだろう」、「アナタはワケあり」なんですね、という顔をされるので、アメリカに戻って来た当初、非常に不便な思いをしました。
特に私なんか、見た目が日本人だから「日本にいたので」というと納得してくれたけど、ダンナが「日本にいたので」と言っても、「はいはい、そうでしょうとも」みたいな冷ややかな反応で、嘘言うんじゃないよ、というようなそぶりだったそうです。
それだけカードがないことが異常視される国なんですね。
そう言えば、アメリカに戻ってきて間もない頃、日本から持って行ったクレジットカードが使えなくて困ったことが何度かありました。
特にセルフ式のガソリンスタンドなどは、無人なのでクレジットカード決済が基本ですが、なぜか住んでいるところの郵便番号を打ち込まないといけないようになっており、外国の郵便番号は受け付けないのです。なので、米国発行のカードを持っている、というのも大切なこと、とされているようです。
日本はクレジットカードと言うと、あくまで現金の代わりという位置づけだけど、アメリカの場合は現金だけ持ち歩いていると、逆に信用されないというか、得体の知れない身元不詳者、みたいな扱いになってしまう。
同じ行動を取っていても、周囲の評価がまったく違うというのは、不思議な話ですよね。
カードにまつわる経験でもう1つ印象に残っているのは、会社で働き始めて間もない頃、日本語チーム10人ぐらいでランチに行ったことがあったのですが、お勘定のときにみんなが割り勘のために10枚ぐらいバラバラにカードをサーバー(←ウェイトレスのことです)さんに差し出して、サーバーさんが嫌な顔1つせずに、どのカードが誰の、というのをさばいて、10枚別々の領収書を持ってテーブルに戻ってきたことです。
たかが1000円前後のランチを割り勘で払うのに、あんなにたくさんのカードをばーっと出されたら、日本だったら嫌な顔をされたり、戸惑った顔をされるんじゃないかと思うんだけど、こちらはそれが当たり前みたいで。
本当に常識って、ところ変われば変わるもんだなあ、というのを実感しました。
今は100円のコーヒーでもカードで買ってしまうのが当たり前という生活に慣れてしまったけど、日本に帰ったら、こんなことしたら顰蹙ですね。日本ではこの習慣を実践しないようにしないと。
外国暮らしをすると、言葉だけじゃなくて、生活習慣も住む場所の慣習の影響を受けるものだなあ、と思った出来事でした。
私は日本とアメリカの事情しか知りませんが、他の国はどうなのか、話を聞いてみたいです。
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カナダでは、クレジットカードを持っているだけではなく、「クレジットヒストリー」なるものが重要らしいです(´▽`;) アメリカでも同じでしょうか…
ちなみにカナダでは、アメリカ同様カード社会ですが、クレジットとデビットの両方があります(アメリカでも同じかな?)。アメリカとカナダの違いをいちばん感じるのは、アメリカは現状サインをさせるところが主流、カナダではサインではなく暗証番号を知らないと使えないことが多いところ。使える場合でも店員がそのことを知らずに手間取ったりします。
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ブログ読ませて頂きました!
参考にさせて頂きました♪
記事更新楽しみにしてますね
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日本に帰るたびに日本はいろんな意味で先進国なのに未だに現金社会であることが不思議に感じられます。