皆様、こんにちは!ランサムはなです。
前回のブログで、「インスタグラムに看板英語の写真の投稿を始めました」とお知らせしたところ、早くもフォローしてくださった方がいらっしゃいました。ありがとうございます!
皆様の応援に感謝いたします。
写真数はまだまだ少ないですが、毎日少しずつ増やしておりますので、時々チェックしていただければ嬉しいです。ブログでも時々取り上げて行きたいと思います。
さて・・・
今週は、私が教えている日本語のクラスで、口述試験がありました。
まだ自由に発言できないので、質疑応答形式で、こちらが用意しているひととおりの質問にきちんと答えられるか、というところで採点するんですが・・・。
試験の後、アメリカ人の女子学生がオフィスに来て、「しゃべるのが苦手」と打ち明けてくれました。
「日本語でしゃべりたいんだけど、間違えたらどうしよう、という心配が先に来てしまう。」
「失礼なことを言っちゃったらどうしよう・・・と思うと、固まってしまう。」って。
皆様、アメリカ人ってみんな明るい国民性で、おしゃべりな人が多くて、しゃべるのが苦痛な人はいないんじゃないかと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが・・・。
実際はそうでもありません。
日本で英語や英会話を教えている方は、先生としての訓練を受けているから話せるのであって、世間にはしゃべることに苦手意識を感じている方もたくさんいらっしゃいます。
特に英会話とか外国語の会話の練習って、どうしても自然な状況ではないから、ぎこちなさを感じるのも無理はないですよね。それは日本で英語を勉強している方も、こちらで日本語を学習しているアメリカ人も同じです。
でも、しゃべることに苦手意識がある人は外国語を学ぶのに向いていないかというと、全然そんなことはないと思います。私自身、しゃべるよりも書く方が楽ですが、ちゃんと英語のプロとして生計を立てていますし・・・(実は多くの翻訳者が英語をしゃべれなかったりします)。細部までこだわる学習者は、後になって大きく伸びます。
私はロンドン在住の通訳者・平松里英さんの「ロンドン発・英語よもやま話」というポッドキャストにレギュラー出演させていただいているのですが、先日収録した回のお悩み相談で、「とにかくアウトプットをしろと言われるけど、間違ったままアウトプットし続けていたらどうしよう」みたいな(細かい文言は忘れたけど)リスナーさんからのご相談がありました(詳しい回答内容は番組をお聴きください。無料で聴けます)。
私個人は、必要に応じて間違いを指摘してくれる、信頼できる相手を見つけることが大事だと思うので、気が進まないのに無理にアウトプットに励む必要はないんじゃないかなと思っています。
10月15日に発売予定の拙著『写真で見る 看板・標識・ラベル・パッケージの英語表現』も、無理に会話の練習を勧める構成にはなっていません。
数週間、海外に行くことになっても、基本的に看板や標識を見るだけで大体の用が足せるようになることを目的としています。
気持ちがついていかないのに、無理に社交的にふるまう必要はありません。
少し自信をつけてから、「勇気が出たら、話しかけてみる」というのでも全然構わないと思います。
他にもご質問・ご相談がありましたら、ぜひお寄せください。
インスタ(holeyflower)のフォローも、引き続きお待ちしています!