皆様、こんにちは!ランサムはなです。
米国は感謝祭も終わり、クリスマス前の慌ただしい時期を迎えていますが、皆様はお元気でお過ごしでしょうか?
先日の著者イベントでは、お忙しい中多くの方々に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。すぐにブログを更新しようと思ったのですが、大学が期末試験に向けて狂騒曲モードに突入し、バタバタしていてご挨拶が遅くなってしまいました。
先日の著者イベントは、私にとって人生初の記念すべきイベントでしたが、実はこのときもう1つ、私にとって思い出に残る、嬉しい出来事がありました。長年翻訳のお仕事を一緒にしてきた翻訳仲間の陽子さんと真由美さんが、はるばるアリゾナとノースカロライナから応援に駆けつけてくれたことです。
陽子さんと真由美さんとは、もう20年近くのおつきあい。これまでも何十万語という電子部品のカタログの翻訳・校正や、アンチエイジングの化粧品を販売するネットワークビジネスの販促資料の翻訳など、実にさまざまな案件でご一緒させていただいてきました。
お互いの実力や仕事に対する姿勢がわかっているので、仕事を融通し合ったり、入金が遅れている取引先への攻略方法を一緒に考えていただいたり、お客様からのクレームに関するグチを聞いていただいたりと、仕事を続けていくうえでなくてはならない友人です。
フリーランスの在宅翻訳者は一人で仕事をすることが多いので、何でも話し合える仲間は本当に貴重な存在です。
私が以前、某技術会社の社内翻訳者として苦しんでいた時は味方になってくれ、退社後、進路を模索していた私に「セミナー講師になってはどうか」と貴重な提案をしてくださったのも陽子さん。そのときのアドバイスがなければ、私が新しいキャリアに挑戦することもなかったかもしれません。
以前にも何度かご紹介していますが、翻訳者って仕事の量やスケジュール、場所を自分で決められるせいか、実にさまざまな人生経験をしてきている方が多いんです。
陽子さんは、若くしてアメリカ人のご主人に先立たれ、翻訳をしながらアリゾナで四人の男の子を立派に育て上げられました。
外国で未亡人になって、しかも男の子を四人も育てるなんて、並大抵のことではできないと思うんですが、彼女はいつも笑顔。もう脱帽です。
真由美さんは私と同い年で、合気道師範の資格も持つ責任感の強いしっかりした女性。長年アメリカで暮らしておられましたが、数年後にご主人とタイに移住されるご予定だそうで、着々と準備を進めておられます。これまたフリーランス翻訳者の長所を生かした生き方ですね。で、今のうちにアメリカ各地を見ておこうということで、私のイベントに来てくださることになりました。
でも、真由美さんとは何度か東京でお会いしていましたが、実はこれだけ長いつきあいなのに、陽子さんとじかにお会いするのは今回が初めてだったんです。初めてのご対面の場所をオースティンでの著者イベントに選んでくださったということに、ハートの大きい陽子さんの温かいお人柄がうかがえました。
お二人はオースティンを訪れるのは初めてということでしたが、特に観光の予定は立てていらっしゃらなかったので、私が教える日本語のクラスにもネイティブゲストとして登場していただくことに。
生の日本人の登場に、学生は大興奮。オースティンを訪れた友人にお勧めのレストランや観光スポットを提案するという構文を勉強していたので、お勧めのレストランを学生に挙げてもらい、実際にそこで晩御飯を食べました。レストランでは昨年治療した「C型肝炎完治祝い」と「出版記念祝い」ということで、ご飯までごちそうしていただきました。なんとありがたいことでしょうか(涙)。
このときに、著者イベントの共催団体でもある「翻訳勉強会 in Austin」のメンバーの方からお寄せいただいた「先輩翻訳者への質問状」についての答えもインタビューしてきましたので、こちらも追々皆様とシェアさせていただければと思います。
本当に、長年の友人、可愛い教え子、家族、翻訳仲間、そして今回出版を通じて新たにご縁をいただいた読者の皆様に支えられて今の自分がいることを実感した出来事でございました。
そしてもう1つ、オースティンという土地は、やはり私にとって、新しいことをスタートさせる土地なんだなということも実感しました。20数年前に翻訳業を始めたのも、この土地でした。今回、著述・講師業をスタートさせるにあたって、またまたスタートアップを助ける気風があるオースティンの力が、背中を押してくれているような気がします。
あらためまして、皆様、ありがとうございます。
陽子さん(左)、真由美さん(中央)、私(右)。
お二人がおいしいと言っていたテキサスのバーベキューです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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