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英語脳、日本語脳、翻訳脳?

皆様、こんにちは~♪
春ですねぇ。
「春眠暁を覚えず」と言いますが・・・。
朝起きて、ぼ~っとした頭でコーヒーを飲んで、家族としゃべっていると、「何か今日は英語が出て来にくいなぁ」とか、「今日はどうも日本語の出が悪いな」と感じることがあります。
あ、両方共出て来ないときもあるな((-_-;)・・・
前の日にしっかり睡眠を取れているかどうかによっても違って来ますけど・・・。
バランスよく両方の言語が出て来ることって、あんまりないような気がします。
どっちかが調子よくて、どっちかが悪いことが多い。
専門家じゃないので、詳しいことはわからないですけど、英語で考えてるときと、日本語で考えてるときとでは、脳の違う部位を使っているような気がしてなりません。
ひょっとして、「英語脳」とか「日本語脳」ってのが、あるんじゃないか???
・・・そんなふうに思ったりします。
もちろん、私は20歳になるまで外国に行った経験がありませんでしたから、小さいときから「英語脳」があったわけじゃありません。
日本語で英文法を勉強し、語彙を暗記して、必死で英語を読み解こうとしていた時期が長かったわけです。
日本語で英語の構造を学び、その理論に従って、パズルを解くように英文を組立てていました。
今でもそういうところが多分にあります。
ただ、そうすると、文章が出来上がるのに時間がかかってしまうから、なかなか自然な会話ができないという欠点がありました。
そこそこ会話ができるようになったのは、一年間米国に留学して、「英語脳」と思われる部分が発達してからのような気がします。
ホストファミリーの家にホームステイして最初の数ヶ月は、来る日も来る日も英語漬けで、ぐったり疲れる日々でした。
しゃべりたいのに、言葉が出て来ないもどかしさ。
日本語を話す相手もいませんでした。
ストレス解消に、ポテトチップスを毎日食べていて太りましたけど((-_-;))
そうでもしないとやっていられないと思うほど、苛酷な環境に、来る日も来る日も身を置いていた、ある日・・・
三ヶ月目ぐらいだったと思いますが、突然ラジオ放送が聞き取れるようになった。
「あれ、訳さなくても(日本語を経由しなくても)言ってることがわかる!」と実感したときの衝撃は、今でも覚えています。
科学的なことはわかりませんが、当事者からすると、あまりのストレスに脳が耐え切れず、別の回路がぴょーんと生えてきたんじゃないか?
・・・みたいな。
それ以降は、自転車の乗り方や泳ぎ方を覚えたときみたいに、しばらく使わないと錆びついてくるけど、少し練習すれば、取り戻せる、という状態になったような気がします。
・・・あくまでも、私個人の体験ですけど・・・。
でも、英語漬けの環境に浸りきる、という学習方法は、「イマージョン」という教授法として確立されているので、それなりに効果があるのではないかと思います。
なので、自分がそういう経験をしていることもあって、「聞き流すだけで英語が身に着く」とかいう学習教材を見ると、「ほんと~??」と思ってしまいます。
そんな短時間聞き流すだけで身に着くなんて、どういうカラクリがあるんだろう?
自分の体験を振り返る限り、脳にかなりの負荷をかけないと、「回路」は生えてこなかった、と思うので・・・。
ちなみに、翻訳というのは、「英語脳」とか「日本語脳」とはまた別のスキルで、1つの言語で別の言語を言い表す訓練ができていないと、うまくできないような気がします。
言って見れば、2つの言語の間に橋がかかっているのが翻訳者。
その橋を自由自在に行き来する、というのは、語学をマスターするというのとは別の技能ではないかと思うんですよね。
橋を渡す訓練をしないといけない。
だから、外国語は話せるけど翻訳はできないという人もいるし、翻訳はできるけど外国語は話せないという人もいるのでは?
・・・なぁんてエラそうに、いろいろ仮説を立ててみたわけですけど、実際のところはどうなんでしょうね?
いつか機会があったら、専門家の方にお話をうかがってみたい気がします。
お読みいただいて、ありがとうございました。

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英語脳、日本語脳、翻訳脳?」への7件のフィードバック

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    日本語脳、英語脳というのは定義も概念も曖昧過ぎるので何とも言えないのですが、言語運用能力と翻訳能力は異なりますよね(*^^*) 言ってしまえば言語運用能力と言語教論能力も異なりますし。
    Immersion教育はすごく効果があるのですが、それは「その言語に浸かる」から効果があるのではなく、その言語でnegotiation of meaning(意味のあるやり取り)をするからなんです。ですのでただ単純に「インプットを増やす」という意味で「英語漬け」になってもダメなんですよね。アウトプットも多量になくてはいけないし、しかもそれは全てmeaningfulでないといけないんです。(*^^*)
    面白いですよね、言語学習(*^^*) 読んでいて沢山ワクワクしました。また遊びにきますね♡

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    >CA在住、英語コーチ♡ミツイさん
    おお、ミツイさん、コメントありがとうございます。早速専門家の方のご意見が聞けて、感激です。私も昔、英語/日本語を教えていて、教授法についても勉強したつもりですが、単に「英語漬け」になってもダメ、というの、ご説明を聞いて納得です。すべてmeaningfulでないといけない、というのも。確かに単なる雑音では意味がないんですね。
    巷では言語能力と翻訳能力が同じものだと誤解している方がとても多くて、英語ができれば翻訳もできるでしょうと言われることが多いのです。なので、その辺の誤解にも一石を投じたいと思い、ブログに書きました。この2つが別物であるということも、専門家であるミツイさんに証明していただけて、とても心強く思いました。
    はい、言語学習はほんとにおもしろいと思います。ミツイさんのブログも拝見していますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします~♪

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    英語脳と日本語脳というのか、英語モードと日本語モードというのか、それはありますよね。我が家は子供たちは英語しかできないから子供と話しているときは英語モードで、その際はすべて英語で考えて英語で話している、それが今度は日本人の友達と食事とかだと当然日本語で考えて日本語で話しているわけです。頭の中で和訳したり英訳したりしているわけじゃなくて、最初からモードを切り替えてしまうわけ、でも翻訳とか通訳はその中間というか、両方を使うわけだから、やっぱり疲労度が高くなって長く続かないんだと思います。というのが仕事を長時間やりかくない私の言い訳!

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    翻訳脳、わかります!
    英語を話しているとき、書いているとき
    →英語脳(英語のみを利用)
    日本語を話しているとき、書いているとき
    →日本語脳
    翻訳•通訳は、脳の使い方が全く異なる特殊作業だと思います。

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    >goyagirlさん
    コメントありがとうございます!やっぱりそうですよね?英語が話せる=翻訳・通訳ができる、というわけではないのになあ、と思っていたので、賛成いただけて嬉しいです!
    人間の脳は複雑ですね~~~。

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