皆様、こんにちは。
先週、交通違反切符を切られた話(詳細はこちら)と、どうしようか困っている話(詳細はこちら)をさせていただきましたが、火曜日に召喚状に記載されている番号に電話してみました。
自分の名前を言って、「X月X日に裁判所に出頭するように書いてあるが、私、その日はいないんです(日本に帰省中の予定ですがその件は伝えず)。どうしたらいいですか?」と聞いたところ、
女性:「あー、蘭野ハンナさんですね」
私:「はい」
女性:「別にX月X日に裁判所に来なくても、それよりも前に裁判所に来てもらえればいいですよ。あなたには3つの選択肢があります」
この国って、なぜかいつも選択肢が3つなんですね。
女性:「1つ、有罪であることを認める」
「2つ、無罪であることを訴える」
「3つ、交通安全講習を受ける。ただし、過去2年間の間に違反をしていないことが条件ですが」
私:「交通安全講習を希望します!」
女性:「そうですか、では手続きをしますので、免許証と保険証券と召喚状を持って、こちらまで来てください」
というので、翌日出社する前に、朝8時に裁判所へ行きましたよ。
信号の代わりにラウンドアバウト(環状交差点)があって、ちょっとイギリスみたいな風景だな~と思いつつ、たどり着いたのはこんな建物
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駐車場も空いていて、ガラガラ。
入口のところに「TICKETS」という立看板が立てられていて、「TICKETS」なんて、コンサート会場で当日券のチケットを買うみたいだな、と不謹慎なことを考えながら中に入りました。
中に入ると、空港の手荷物検査の際に通るような、金属探知機のような機械が設置してあるんだけど無人。
そこを無視して先に行くと、少し奥にガラス張りのお会計窓口みたいのがずらーっと並んでいる場所があり、列を作って待つ場所が指定されていましたが、窓口は1つしか開いてなくて、私の前にも女性が1人いるだけでした。
私の番が来たので、名前を告げ、運転免許証と保険証券と召喚状を出して、交通安全講習を受けたいことを告げると、何枚綴りかの書類を持ってきた。
女性は手慣れた様子で、「GUILTY/NO CONTEST」か、どちらかに丸を付けろと言う。
「GUILTY」って、「有罪」?つまり、罪を認めるということですよね?
「NO CONTEST」はよくわからなかったが、おそらく「戦いません」というようなことであろうと推測。
あとで調べたら、「異論ありません」とか「不抗争の答弁」という意味だそうです。
「有罪だと認めたら、保険料が上がるとか、そういうことはあるんですか?」と聞くと、「うちは保険のことは一切関知していないので知りません。裁判の結果については、どっちにつけても結果は同じです。変わりません」と言う。
保険料に影響があるのかないのかがわからなかったので心配でしたが、こういう状況で「有罪です」と言い切ってしまうのは、この国ではやばいような気がしたので、あえて「異論ありません」につけておくことに。
次に、「では、出頭は必要ありませんが、114ドル10セントをお支払ください」と言われて、税込で114ドル10セントをカードで支払う。
そうすると、女性は領収書をホチキスで書類に留め、「では、この紙に交通安全講習を受けられるところが書いてあるので、90日以内に受講して、修了書を持ってきてください」と言う。
「クラスはいろいろあるんですか?オンラインもありますか?」と聞くと、
「オンラインでも構いませんよ。とにかく9月2日までに修了書を持参してください」ということで、終わりました。
裁判所へは行ったけど、結局、法廷へは入らず、横の窓口でお金を払って終わりとなりました。
あとは、交通安全講習を受講して、90日以内に修了書を出せば終わりということのようですが、私は今月下旬に日本に一時帰省の予定なので、日本から帰ってきてから受講することになりそうです。
まずは一件落着と思っていいのかな。
保険に影響が出るのかどうか、というのが気になって、息子さんが保険のエージェントの資格をお持ちだというアリゾナ在住の翻訳仲間のYさんに相談してみたところ、「アリゾナでは、裁判所に直行ということはなくて、保険会社に連絡が行かないように、トラフィックスクールに自分で連絡して申し込むんです。出だしから違う」とのこと。トラフィックスクールの受講料と、罰金の金額が同じになるように設定されているのだとか。
本当に州によって対応が違うのですね。
その後、翻訳仲間のTさんにも聞いてみたところ、Tさんも交通安全講習を受けて、保険料金が上がることはなかったと言っていました。
Tさんもテキサス州在住だから、保険料金は上がらない、と考えていいのかな。
でも、YさんもTさんも口を揃えて言ってたのが、「交通安全講習はとても面白い」ということ。
Tさんによると「コメディ形式で、最後に簡単なテストがあるんだけど、答えも教えてくれる」とか。
Yさんも、「10年に1度ぐらいだったら受けてもいいかなと本気で思うぐらい面白かった」と、なぐさめもあるのかもしれないですが言ってくれました。
なので、その講習がどのようなものか、ちょっと楽しみにしたいと思います。
ということで、ご心配をおかけしましたが、ひとまず解決に向けて一歩前進しましたので、お伝えしたいと思います。
本当に世界中の皆様がお知恵、応援、アドバイスを下さったので、力づけられましたよ。
どうもありがとうございます。
こんな私ですが、今後とも、どうぞよろしくお願いしますね。
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ラウンドアバウトってイギリス風なんですか。
私はアメリカで車を運転したことがなくて意識したことがないんですが、カナダではけっこうあちこちにあるんですよ^^
さすがコモンウェルスの国?!
それにしても、コメディ形式の講習って(笑)すごいですね!また講習のレポートも楽しみにしてます(*^-^*)
とにかく、お疲れさまでした~!
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ブログ読ませて頂きました!
色々な人のブログ記事を読むのが趣味なんです♪
また、遊びに来ます!
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うちの住宅地の中にもラウンドアバウトありますよ。うちのだけじゃなくて、最近できた住宅地はラウンドアバウトがやたらに目立ちます。ラウンドアバウトの中央の丸いところが花壇になっていたりします。
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どうするかの結論が出て、少しホッとなさっているのでは。それに、講習会の内容が面白いのであれば、そんな経験があっても・・・なんてハンナさんの気持ちを考えずに能天気に考えてしまいました m(_ _)m
でも、とりあえず第一歩クリアですね。
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>チョココさん チョコさんはカナダにお住まいだったんですね!てっきりアメリカと勘違いしていました。私はイギリスに半年住んだときに、ラウンドアバウトがすごく印象的だと思ったのですが、アメリカ在住の方に「アメリカにもあるよ」とご指摘いただきました。私の認識が浦島太郎だったのかもしれないです。汗
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>澤口さん ブログに来ていただいてありがとうございます。かわいい絵文字ですね。これからもどうぞよろしくお願いします。
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>akichanさん いや~、最近はアメリカにもラウンドアバウトあるんですねー。これ、私の浦島太郎的経験だったかもしれないです。やっぱり時代は変わるものだ、ということをつくづく感じさせられました。
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>baba-nekoさん はい、応援いただいてありがとうございました。もっと呆れられるんじゃないかと思いましたが、暖かい応援の言葉をかけていただけて本当にうれしかったです。講習会についてもレポートしますね。
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そうそう、コメディーの講習なんですよ!私もサンアントニオで1度受けたことがあります。先生みたいな人(地元のコメディアンでした)がジョークを言い続け、途中でみせられたビデオも確かふざけた内容だったと記憶しております。ですので楽しんで?きてくださいね(‐^▽^‐)ちなみには私はそれとは別の機会にチケットを切られた際に、当時バイト先にいた男の子が「僕のパパは弁護士だから、罰金払わなくても何とかしてくれるよ!」と言うので、「じゃぁ頼もうかなー」と言ったきり解決したつもりになって忘れていたら、ある日自宅に逮捕状だか差し押さえ状?が届いてしまって、えらい目にあったことを思い出しました・・。