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イカロス出版「通訳翻訳ジャーナル7月号」時間術の特集で掲載されました!
at 16.05.21
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皆様、こんにちは!
お元気でお過ごしですか?
暑い日が続きますね~・・・。
さて、今日は先日お友達のTさんとカフェで一緒にお仕事をしたときの話をご紹介。
ちなみに、行ったカフェは「モンキーネスト」というお店でした。
モンキーネストの写真はこちら。
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「モンキーネスト」というだけあって、モンキーのぬいぐるみが出迎えてくれます。
長時間いても飽きない、なかなか居心地のいいカフェでした。
日本みたいなケーキもあって、びっくり!
甘すぎず、とてもおいしかったです。
他にも食べてみたいものがあったので、リピーターになりそうです。
ところで、仕事の話になりますが・・・
Tさんと私、共通のお取引先が数社あります。
カフェで一緒にお仕事をするときも、
「今日は例の会社からXXという仕事が来ていて、それを先に片付けないと・・・」
・・・などとおしゃべりをしてから仕事に取り掛かるのですが・・・。
私がその日たまたま、「今やってるのはA社の『XX』って製品の仕事だよ」というと、
「そこさあ、ずっとボクの直の取引先だったんだよ」って言うじゃありませんか。
「しばらく取引してたんだけど、最近声がかからないな~、どうしたのかな~・・・って思ってたら、いきなり日本の翻訳会社経由で同じ仕事が来たから驚いたよ!」・・・って話で。
そうだったんだ!
ちょっとびっくりです。
・・・でも、そういわれてみれば、私も似たような経験をしたことが何度かありました。
米国や英国の会社から仕事が来てて、しばらくの間良好な関係を続けていたら・・・
「一人の翻訳者では手に負えない分量になったので、日本のベンダーに託した」みたいな説明があり、あるときを境に仕事が来なくなる。
要するに、日本市場に本格的に進出するかどうかを決める前の試運転として、現地(つまり海外在住)の翻訳者に仕事をさせていたんですね。
で、行けそうだ!・・・となったら、日本の会社にバトンタッチ。
さよなら~って話です。
(私たち、ちょっとモルモットみたいですね・・・)
ただ、先方のお客さんがご存知ないのは・・・
この業界ってとにかく狭いから、世界中を巡り巡った挙句、最初に関与した翻訳者のところに同じ仕事が来ることが、たまにあるってことなんです。
こっちとしては、最初に自分が立ち上げに参画して、用語集やらスタイルの選定に関与した、手塩にかけた、って自負も内心あるんですが・・・
名前が出ているわけじゃないし、カミングアウトしたところで何のメリットもないので、普通は黙っています。
「作業指示書」を渡されて、知らん顔して一翻訳者として仕事を粛々とこなします。
ただ、巡り巡って自分のところに返ってくると、やっぱりご縁のある仕事だったんだな~、とは思います。
長い間この業界に関わっていると、そういうお仕事が数件あるものです。
しかしTさん、普通に仕事してるけど・・・
よく考えてみたら、今同じ仕事をエージェント経由で請けてるってことは、前と比べてかなり割安料金で仕事してるってことでしょ?
「悔しいとか残念だとか思うことないの?」
・・・と聞くと・・・
Tさん、いきなり中島みゆきの「時代」を引き合いに出して来ました。
「だからさ、♪まわる~まわるよ~プロジェクトは巡り巡ってくる~♪・・・なんだよ」
「そんな呑気に中島みゆきなんて歌ってていいの?」
「♪別れと出会いを繰り返し♪」
はぁ・・・
聞いていたら、こちらまで噴き出してしまいました。
・・・でもほんとに「時代」って、実は翻訳者にぴったりの歌かもしれないね・・・。
そんな気がしてきました。
ソースクライアントから破格の料金で仕事を請けていた日々を「そんな時代もああ~ったねと~♪」と、飄々と受け流すTさん。
こういう一件に限らず、技術の進歩やら業界の事情で、翻訳者に求められる役割はこれからもどんどん変化して行くのかもしれません。
そんな中で生き延びていくには、過去に固執せず、臨機応変に対応しながら時代の変化について行く姿勢が求められているのかもしれませんね。
これまで以上にすばらしいお仕事に巡り合えることを期待しつつ・・・。
私も時代の変化について行ける翻訳者にならないといけないなー・・・。
そんなふうに感じた一日でした。
お読みいただいて、ありがとうございました!