(今日は、翻訳・英語とは関係ない話題です。)
バンクーバー五輪で銀メダルを取ってから、休みを取ることもなく、ソチに向けて準備してきた浅田真央ちゃん。本当にお疲れ様でした。
トリプルアクセルが跳べるという非凡な才能を与えられたばかりに、他のスケーターとは違う重い十字架を背負うことになって・・・その重圧は想像を絶するものだっただろう。こうなると賜物なんだか呪縛なんだか、見ている方も気の毒になってしまう。
実は私には、一つ気になることがあった。
バンクーバーオリンピックが始まる前、友人とランチに行ったときのことだ。真央ちゃんの話題になったのだが、その友人は、「真央ちゃんは金メダルは取れない」と断言したのだ。
「何で?」とムッとして聞く私に、友人は、そんなこともわからないのか、という顔で言った。
「だって伊藤みどりのように、っていつも言ってるじゃん。伊藤みどりはトリプルアクセルは成功したけど、金メダルは取れなかった。伊藤みどりみたいにってずっと言ってたら、銀メダルという結果まで伊藤みどりと同じになっちゃうよ」
私は頭をガンと殴られたような気がした。
「同じ道を歩もうとしたら、同じ結果しか出ないのは当たり前でしょ」とその人はこともなげに言った。
もしそれが本当だとしたら、真央ちゃんは自分でも知らないうちに、狙いの定め方からして、既に金メダルを取れない運命を選んでしまったことになってしまう。
そんなバカなことあるもんか、と私は思った。この人はスケートのことなんか何も知らないからそんなことを言うんだと思った。
そして、真央ちゃんがこの仮説が間違っていることを証明してくれますように・・・と祈りつつ、試合を見た。
しかし、結果は友人の予想どおりになってしまった。
この発言をした友人は、四年前に自分がそんなことを言ったこと自体、覚えていないかもしれないが、私は妙にその言葉が忘れられなかった。
そんなこともあって、ソチのときは、金メダルを目指すのなら「伊藤みどりみたいに」という形容詞はつけない方がいいんじゃ・・・とハラハラしながら思っていた。ひょっとしたら考えすぎかもしれないが、言葉には力がある。悪い影響がありそうなものは、ことごとく排除した方がいい。誰か真央ちゃんに伝えてくれんかなー、と思った。
だが、今回の結果は、思いがけない展開で幕を閉じた。
メダルは取れなかったけれど、真央ちゃんのフリーの演技は、9回ツーアウトからのサヨナラ大逆転に匹敵する勝利だと思った。
ちょうど1972年の札幌オリンピックで、ジャネット・リン選手が銅メダルを獲得しながら、金メダルの選手よりも人々の心に深い印象を残したように、真央ちゃんも長いこと語り継がれる伝説のスケーターになるだろう。
やはり選ばれた人は、レジェンドへの階段を上るのにも別の道が用意されているのかもしれない。
で、結局、今回のソチでは、「伊藤みどりみたいに」という目標設定が、結果にどういう影響を及ぼしたかはわからないのですが・・・。
でも、そんな心配が吹き飛んでしまうほどすばらしい演技だったことだけは確かだった。
メダル以上の感動を与えてくれた真央ちゃんは、既に次元の違う伝説のスケーターの域に達してしまっている。
それだけで十分だと思う。
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ブログ見させてもらいました(*^o^*)/ブログ周りってやはり面白いですね!また訪問させてください(_≧Д≦)ノ彡☆♪ではでは♪♪(●^∀^●)♪♪
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おじゃまします★記事拝見しました(*^-゚)vィェィ♪人のブログを見るのが大好きなのでまた訪問させてください(*´∀`)/そして、体調を崩されない様にしてくださいね!では、次回も楽しみにしてます(≧∇≦)
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