皆様、こんにちは!
寒くなってまいりましたねぇ。
今年もあとわずかなんて、信じられません。
皆様、風邪など引かずにお元気でお過ごしでしょうか・・・。
米国は、感謝祭が終わってクリスマスが近づき、ちょっとソワソワ、ウキウキした雰囲気です。
この時期になると、クリスマス休暇で実家に帰省したり、一家で旅行をしたりと言った家が多くなりますね。
私も感謝祭のときは、ダンナの実家にちらっと顔を出して、七面鳥やらハムやらサツマイモにマシュマロを乗せてオーブンで焼いたものやら、いろいろ食い散らかして、食うだけ食って帰って来ました。
↑ひどい嫁だよねえ(-_-;)。
自分でも内心呆れております。
こういうときに、お義母さんが日本のお姑さんだったら、手厳しく文句を言われていたんじゃないかなあと思ったりします。
何を言われても、ダメ嫁なので文句は言えませんが。
まあその点では、こちらでは顔を見せるだけで喜んでもらえるので、期待のハードルが低くてありがたいなあと思います。
・・・だけど考えてみると、欧米で嫁姑の確執って、あんまり聞かないですよね。
まったくないわけではないと思うんですけど・・・。
そもそも、「嫁」とか「姑」に相当する英語って、あるんでしょうか?
「妻」はワイフ(Wife)でしょ?
「義母」ってのはマザー・イン・ロー(Mother in law)だから、法的につながりのある母親ってことですよね。
あくまでも婚姻関係によって成立した、家系図上の関係を説明しているだけです。
じゃあ「嫁」は??
「花嫁」だったら、「ブライド」(Bride)って英語がありますね。
「ジューン・ブライド」って言うぐらいだから、ウェディングドレスのイメージ?
期間限定のお姫さま、みたいな感じだから、ずっと「ブライド」で居続けることは、ないですよね。
「嫁」はずっと嫁だから、ちょっと「ブライド」とは違うような・・・
そう考えると、「嫁」とか「姑」に相当する英語って、ないと思うんですよねぇ。
言葉がないってことは、発想自体が概念化されていないってことだから、考えてみればすごいことなんじゃ?と思ってしまいます。
「嫁姑」と言う言葉を聞くと、日本人だったら自然に連想してしまうような、おどろおどろしいイメージが、固定観念として頭の中に存在しないってことでしょ?
ぼんやりとした不快感を心の中で感じることはあっても、言葉がないから言い表しようがないわけで・・・。
もちろん、子供が大きくなって伴侶を見つけたときに、親が子供を取られるようで「寂しい」と思うとか、そういう感情は世界共通だと思うんですよね。
だけど、息子の妻(娘の夫)と母親(父親)は仲が悪いもんだ、みたいな固定観念って言うのは、言葉があるからこそ心に刻まれやすい、ということは、あるような気がします。
「嫁姑」の確執というのが、人間なら誰でも経験する世界共通の感情ではなくて、日本に生まれて後天的に「学習」したものなのか!と悟ったときは、青天の霹靂でしたねぇ。
だって、日本人であれば、ほとんど本能的に反応しちゃわないですか?
「嫁姑」って言葉・・・
昨年亡くなった私の父が、ずいぶん前に「むこう(米国)にも嫁姑みたいのはあるんだろう?きっと大変なんだろうなあ」なんて同情してくれたことがありました。
嫁姑関係で苦労をした父にとっては、嫁姑という言葉が存在しない、ということ自体が、想像もつかないことだったんだろうな・・・と思います。
ともあれ、そういう「嫁姑」の概念が異質、という環境で暮らしていると、朝ドラの「マッサン」を一緒に見ていても、いろいろ質問されて困ってしまいます。
どうもこちらの人は、泉ピン子演じるマッサンのお母さんが、エリーをいじめているという現象が、不思議でしょうがないらしいんですよねぇ。
なんであんな意地悪をするのか、理由を説明しろと言われるのですが、「嫁」とか「姑」という意味も言葉もわからないから、説明が非常に難しい。
繰り返し、「人生はただでさえ大変なことが多いのに、どうして身内で足を引っ張り合うのか?」とか、
「どう考えても助け合った方が得なのに、なぜあのような不毛ないがみ合いで人生を消耗するのか?」
・・・などと聞かれるのですが・・・
どうして?と言われてもねえ(泣)。
この質問も、マッサンのお母さんを批判しているというよりも、何か自分にはわからないメリットがあって、そういう仕打ちをしているのだろうから、その理由を教えてくれ、と純粋な好奇心から聞いてるようなのですが・・・。
・・・しかし、すっごい困る。
「メリットがあるはず」と言われても・・・
メリットなんてある?
理路整然とした答えが見つからない。
あんまり深く突っ込まないでもらいたいところですが(-_-;)・・・。
で、しょうがないから、「嫁」と「姑」の定義から始まって、「日本はね、家と家が結婚するという風習があってね・・・」と、にわか日本代表の文化人類学者みたいになって説明を始めるわけです。
実は自分でもよくわかっていないので(汗)、説明を進めて行くうちに、何か気づくことがあるかも、との願いを込めて・・・。
だけど、制度の説明は何とかクリアできても、何でいがみ合うのか、というところになると、やはりつまずきます。
そもそも、「嫁姑」という言葉に伴う、あの重苦しさとか、居心地の悪さ・・・
あのニュアンスは、どうやって説明すればわかってもらえるんでしょうか。
下手にわからない方が、身のためかもよ、と言ってあげたい気も・・・。
・・・と思いつつ、ヤケになって、「う~ん、縄張り争いみたいなものかな?」なんて、苦し紛れに言ってみたりしたけど、さすがにこの説明はまずいですよねえ。
いや~、困りました。
どなたか気の利いた答えをご存知の方がいたら、よろしければどうか教えていただけないでしょうか。
こちらの人が「なるほど」と納得するような・・・
お知恵を拝借できれば嬉しいです・・・。
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いちいち、お姑さんとか言いませんよね!
私は、夫の母のことは日本語でも、「義母」とは呼ばず、
「アメリカのママ」、「夫側の母」「夫の母」
「***(夫の名)ママ」と他の方に説明・紹介します。
本人には、「mom」と呼びます。
嫁姑問題については、
夫に、日本の昔ながらの悪習で、
こういうものがある…と説明したことがあります。
最も、すべての過程においてこうではないということも。
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そうですね、日本のような「嫁姑」という感覚はないですよね。でも北米でも「in-laws」との関係はめんどくさい、という人も多いと思いますよ。実際、それを風刺したドラマもよく見かけますので。つい最近観た「Marry Me」というコメディで、まさに「妻」が「夫の母親」に脅威を感じ、サンクスギビングを乗っ取られる!と大騒ぎする一コマがありました(笑)。
ただ北米の人は基本的に結婚したら(する前からの人も多いけど)自立して2人だけで生活するけど、日本は昔から「嫁が婚家に入る」という考え方ですもんね。同じ台所に女が2人いれば、いろいろと摩擦も起こってくるもんですよね。それだけじゃないでしょうけど。
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>チョココさん
なるほど・・。
良いお母様でも、ずーーっと一緒に生活するのはつらいかもしれません。
(かなりマイペースの私には…)
夫の実家に行ったとき、勝手にパントリーや冷蔵庫から食べ物を取ったり、好きな時にシャワーを浴びるのが、最初は申し訳なく感じて居心地が悪かったです^^;。
日本だったら、夫の実家であんなにのびのび…とか考えられないかもしれません。
ブログ、いつも興味深く読ませていただいております^^♪
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>goyagirlさん
コメントありがとうございます。やはりせいぜい「お母さん」と呼んだり、名前で呼んだりする程度ですよね?
今では「家」なんて概念もほとんど関係なくなってしまったし、「昔ながらの悪習」って言うしかないんでしょうかねえ。
あんまり注目しなくていいから・・・って。
ほんとに「すべての過程においてこうではない」んですけどねぇ。
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>チョココさん
そうですか~。「Marry Me」って面白そう。北米でも、そういう葛藤が全然ないわけじゃないでしょ?口にしないだけなんじゃ?と思っていましたけど、やっぱりちょっとはあるんですねぇ。どうもありがとうございます。
だけど欧米では、自立して2人で生活するという単位が基本だから、親がとやかく口を出すものじゃない、という線引きがしっかりしているな、とは思います。これだけ人種がいろいろいると、「こうあるべき」を押し付けるのも限界がありそうですよね。
「同じ台所に女が2人いれば、いろいろと摩擦も起こってくる」って、ほんと、そのとおり。そもそも台所って、シェアするのがすごく難しい空間ですよね。そういうふうに説明して見ようかな?「じゃあ台所を2つ作れば?」なんて言われちゃうかもしれないですけど・・・。
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>蘭野ハンナさん
あぁぁ・・・
先ほどチョココさんのコメントを
ハンナさんのコメントだと勘違いいたしました…。
お二人に失礼をいたしました・・・。
夫サイドの母は、良い人だし金銭感覚・財テクに長けており信頼できる方なのですが、とても細かかかったり、綺麗好きレベルがすごすぎて・・・同居したらつらそうなのはあります(笑)。
でも、夫も「ママのことは大好きだけど、一緒に住むのはきつい」と言っていたりするので同居はないと思います・・・。
(よほどのことがない限り)
あと、アメリカ人家庭で、ご両親と同居、という形態はあまり見ないですよね。
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旦那の両親もしくは母親と同居っていうケースは、自分たちが財力的に窮地に陥った時に親のところにしばらく同居させてもらう(新婚当時お世話になりました)、もしくは親が年老いてどうしても一人暮らしできなくなったときにやむを得ず、という状況に限られていて、長男だから同居、みたいなことは99%ありえないですね。家に嫁いでくると意味の「嫁」という概念自体がアメリカにはないので、婚姻関係で義理の母もしくは娘になることを文字通り表現した「Mother in Law」と「Daughter in law」以外の英語っていうのはないんじゃないかと思います。それでも、アメリカの婦人雑誌とかテレビ番組(Dr. Phillなど)では、やりにくいMother in lawとか虫の好かないDaghter in lawの話題は事欠きませんよ。そのかわりに、Son in lawとかFather in lawの問題がほとんど見られないのも、日本と同じ。やっぱり女同士って国の違いや慣習の違いを超えて、古今東西どこでもいつでも、むずかしいものなんでしょうね。
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>goyagirlさん
いえいえ、たくさんコメントいただけて嬉しかったです!ほんとに親と同居って、ないですよね。HGTVとかリフォーム系のテレビを見てると、たまに「マザーインロースイート」とか、セカンドキッチン・バス付きの家が取り上げられていたりしますけど、実際にマザーインローが住んでいるのって見たことないし。私も同居は遠慮したいなぁ。適度な距離が保たれているぐらいが健全というか、精神衛生的によさそうな気がします(汗)。お互いに。
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>akichanさん「Son in law」とか「Father in law」の問題がないって、確かにそうですね!考えてみると、マザコンって言葉もあまり聞かないですし。とにかく女が関与すると、厄介なことになりがち。女って業が深いなあ。あれ、これも英語で何と言ったらいいんだろう?う~む。
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昔、長男のがらみのママ友(これも日本人発想)のサークルのメールのやり取りで
MIL
FIL
っていうのが良く出てきて最初はなになになに?と戸惑ってたら
Mother-in-law
Father-in-law
の略だとわかりびっくりしたよ。
アメリカは嫁姑より婿姑問題のような気が。そういう御宅結構あったような。
うちの夫の天敵も私の母です。lol
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>か~ちゃんさん
「うちの夫の天敵も私の母です」んもおーーーか~ちゃんさんすごい!座布団10枚、いや20枚!天敵っていうかアレルギーって言うか。たぶんアメリカ的感覚で見たら、日本の親はプライベートなことに立ち入りすぎなんじゃないかと思います。運命共同体みたいな感覚が抜けないんじゃないでしょうかねえ。いくら説明してもわかってもらえないんですよねぇ、これが。
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ブログを書き始めたので他の人のを見て回ってました!!こういうブログもあるんだなと大変勉強になりました(・∀・)!私は最近ハワイ在住を叶えた事をブログで書いています☆是非遊びに来てください!