こんにちは!運営局の小松恭子です。
『テキサス発、やさしい翻訳塾』第三期が10月3日に始まりました。わたしも運営と塾の両方に参加し、3ヶ月間、皆さんと共に学んでいきます!いち参加者として塾の中から、情報をお届けしていきますね。
今回は、特に次回参加を検討中の方に向けて書いています。初回と第2回以降の内容を紹介しながら、塾はどんなところかをわたしの個人的な感想も混ぜて紹介していきます。
第1回 オリエンテーション
内容:
1) 翻訳塾について案内や説明
2) 『メンバー作戦会議』について説明
3) 『ゲストスピーカーの回』や『同窓会』、『自主勉強会』、『情報共有シート』などについて説明
4) 第三期参加者の皆さんと運営局メンバーの自己紹介
5) Q&A
昨年を境に、オンライン上のやりとりやイベントに参加する機会が増えたとは思いますが、画面越しとはいえ初めての顔合わせは緊張しますよね。翻訳塾では、申し込んだ後に参加・書き込みができるSlack(ビジネスチャットツール)で、事前に自己紹介をする機会があります。自分のことを少し知ってもらったり、同期生たちのことを知るきっかけになります。第三期は、Slackの自己紹介から同じ趣味の人たちが多いことがわかり、オリエンテーション当日も盛り上がりました!(翻訳とは直接関係ないことでも、共通の話題があるとやっぱりうれしいですよね。)
また、自己紹介の時に、皆さんの「3ヶ月後の目標」も共有していただいています。「塾が終わる頃に、どんな自分に会いたいか」という思いをぜひ描いてみてくださいね。
申し込みから第1回までは課題の提出はなく、第1回当日に翻訳課題が出されます。次回、皆で答え合わせをします。
第2回以降 授業、メンバー作戦会議
内容:
1) 翻訳課題…約1時間
2)メンバー作戦会議…約1時間
はじめの1時間は、前もって与えられていた翻訳課題の答え合わせをします。自分の翻訳を1文ずつ発表していきます。この時、「わたしはこういうふうに訳したけれど、どうなんだろう?」「この単語はどちらの訳がいいか迷ってしまった」などの質問や発言はもちろん大歓迎です。はじめはわたしも、自分の訳が間違いだったらと思うと発言するのは不安でしたが、塾は間違ってもいい場だということがわかるまでは時間はかかりませんでした。(間違えても誰も怒ったりけなしたりしません😃)むしろ、間違えたところや訳に迷ったところを発言することで、記憶に残り後で役に立つこともあります。他の人たちの訳を聞くと、自分の訳文をどうすればもっと磨いていけるか学べますし、これこそ一緒に学ぶ人たちがいる大きな利点だと感じています。
次の1時間は、「メンバー作戦会議」です。毎回希望者が1人ずつ悩みをシェアして、その解決方法などを全員で考えていきます。例えば、「仕事を受注するには?」「英文履歴書の書き方は?」など翻訳の仕事関連のことや、また心構えや時間管理の方法などに対して、経験談やアイディア、知識を皆で出し合います。この時に出る情報量が毎回すごい!未経験者でも仕事を得やすいクラウドソーシングのサイトや、履歴書の添削サービスの情報など、わたしもここで出た情報で次の行動に繋げられたことがたくさんあります。また、英文法におすすめの書籍やデスクワークにはつきものの運動不足を解消するための方法(!)など、幅広い範囲に渡っています。こういった情報は、第一期から「情報共有シート」としてリスト化しているので、塾生は誰でもアクセスでき役立てていただくことができます。
授業内容の詳細は、下記リンクも参考にしていただけます。
次は、参加前は気になるであろう質問についてお答えしていきますね。
どんな人たちが参加しているの?
参加者の皆さんのお仕事や経歴などは本当にさまざまです。初回の自己紹介で触れる、どういう経緯で翻訳を仕事にすると決めたかというのもそれぞれのストーリーがありますし、そこに至るまでの経験なども本当に多種多様です。塾への参加も国内・海外両方から、そしてその中には海外滞在から帰国した方、これから移住・帰国を考えている方、そして場所を問わず働ける形を探っている方たちもいます。国内・海外両方からの視点で情報交換ができる場になっているのもこの塾の特徴です。塾に参加したからこそ出会えた人たちと交流することで、自分だけでは思いつかなかった視点にも気づけるようになるのが、わたし自身もいつも強く感じていることです。
塾は、どんな場所?
翻訳を学び、フリーランスの翻訳者として必要なことを身につけていく場…ですが、わたしにとっては「安全基地」の一つにもなっています。塾の名前にもあるように、「やさしい」場所でもあるのです。もちろん、どんな仕事だって大変なことはありますが、ここで目指す人が多い「フリーランス」として仕事をしていくことは、大変なことに1人で直面することも少なくないでしょう。わたしもそうですが、駆け出しの頃は特に辛く感じることも多いかもしれません。だからこそ、塾では安心して学べ、発言し、相談しあえる場を講師と運営チームで提供していきます。わたしも、何度も「こんな初歩的な質問していいのかな…?」と思うことを聞いてきました。実は知らないのは自分だけなんじゃないか、と思って発言するまで緊張していたこともよくありました。でも実際は、質問のたびに他にも同じような疑問を持っていた人たちがいたことに気づきました。「質問してくれてよかった」と言われたことも!「わからない」と思い切って言うことも誰かの役に立つのか〜と改めて思えた瞬間でした。そして、逆にわたしが誰かの質問に答えることもあったり。自分が知ってることで誰かのお役に立てるならうれしいですし、その質問されたことについて自分自身がどう理解していたかの再確認にもなるので、お互いに助け合える場だとも感じます。
そして、第一期から共通して感じているのは、助け合う気持ちに溢れている人たちが多いということです。このことと、「メンバー作戦会議」は大きな相乗効果があり、毎回盛り上がる時間になっています。何かしらの解決策が見え、次の一歩に繋がったのは、多くの塾生(卒業生も含め)が経験しているようです。
あるプロフェッショナルの方が「タフさがないならフリーランスなんて向かない」と書いたものを目にしたことがあります。でも、タイミングや事情など、なんらかの理由があってフリーランスを選ぶ場合もあるでしょう。誰もがはじめからタフでなくともいいはずです。働いていくための知識や情報を得たり、場数を踏んで慣れていったりすることで、結果的にタフになっていくのだと思います。
なんて偉そうに書きましたが、わたしが実際タフではなかったからです(汗)。今では仕事をいただけるようになりましたが、それまではずいぶん不安になったり落ち込んだりもしました。でも、行動を続けて少しずつ経験を積んでいくことで、平気になっていったことの方が多いです。とはいえ、ずっと1人だったら心がバキバキに折れていたかも。この塾や、塾から広がったネットワークや繋がりに助けられてきました。
「フリーランスだから」「個人事業主だから」といっても、常にひとりぼっちで戦わなくていいのです。本当に困った時には、助けを求めるのも必要なスキルでしょう。助けてもらったら、次は自分が誰かを助ければいい。そんな場所を持つことがフリーランスとしてとても重要ですし、参加者の皆さんにとって塾がそのような場となっていくと考えています。
次期翻訳塾は、2022年以降開催を予定しております。
現在は、第4期先行案内をご希望の方のみお申し込みを受け付けております。
以下のリンクよりお申し込みフォームにご記入ください。後日、ご案内メールをお送りいたします。
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コミュニティに関するご質問などございましたらお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
運営局一同、みなさんと交流できることを楽しみにしております!