皆様、こんにちは!ランサムはなです。
拙著『写真で見る 看板・標識・ラベル・パッケージの英語表現』の制作を始めてから、街角の看板や標識がやたらと気になるようになりました。
・・・まあもともと、街角の看板の文字を一字一句読んで、誤字脱字を見つけるような習慣があったわけですが・・・本を制作するにあたって、さらに常習化した、と言えばいいんでしょうか。
ともあれ、最近とみに気になるのはこういう看板です。
電動自転車や電動スクーター立ち入り禁止の看板です。
キャンパスの入口のDrop Off(降車)エリアで下車するように・・・と書かれてます。
でもこのところ、キャンパス構内や、路上でよく見かけるんですよねえ。
こういう看板もありました。
歩道では乗るな、みたいなことが書かれています。
これはすごい変化。
大体、アメリカという国は車社会で、車がないと生きていけない場所だと思っていましたし、自転車もスポーツ競技として乗っている人は見かけても、自転車が普及するなんて考えられなかった。スクーターなんて見たことありませんでした。
それが、この夏ぐらいから、キャンパス構内でスクーターをよく見かけるようになりました。
オートバイと自転車のあいの子みたいなスクーターじゃなくて、立ち乗りスクーターなんですよ。
しかも、こんな感じで無造作に路上に乗り捨てられている。
いや~、こんな建物の真正面に堂々と乗り捨てていいの?・・・って、見ているこっちが冷や冷やしちゃいますが・・・。
何しろ構内がメッチャ広いから、こういうのにでも乗らないと授業に間に合わないのかもしれませんが、でも今まではスケートボードとかが多かったんですよね。
駐輪場もレンタルバイクの看板もなく、ただ放置されてるって、なんかすごいですよね。
「$1 TO START」って書いてあるのは、ロック解除代が$1ってことらしいです。そして料金は1分いくらで計算して、クレジットカード精算だから楽・・・ってことみたい。乗り捨ててあっても、GPSを使っているから、街中どこにあるかがわかるんですね。
「面白そうだね。私も挑戦してみようかしら」って学生に言ってみたら、
「いや~かなりスピードが出て危ないから、先生はやめた方がいいですよ」と言われましたが(汗)。
でもまあ、こういうのが流行るっていうのは、車を持つことに執着しない若いアメリカ世代ならではの感性なんでしょうね。一昔前は考えられなかったですもん。
車がなくても不自由なく暮らせる街っていうのは、車の運転が苦手な私にはとてもありがたいことです。車の運転が苦手なので、アメリカでは暮らせないんじゃ、と思いつめていたこともありましたから・・・。
そういえば、先日は、レストランの食事を自宅まで届けてくれる配車サービス「UberEATS」を使ったら、配達のお兄さんが自転車で配達に来たこともありました。
車離れが進んで、車なしでも暮らせる方向に社会が少しずつ向かっているとしたら、アメリカも根底から変わっているのかもしれません。
看板を見ることで、こういう社会の変化がわかるのも面白いですね。
これからも時々、こういった看板を取り上げて行きたいと思います。
拙著でも詳しく解説していますので、ご覧いただければ幸いです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
拙著『写真で見る 看板・標識・ラベル・パッケージの英語表現』発売まで、あと一週間です!
10月15日発売ですので、お手に取ってご覧いただけると嬉しいです。
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