みなさん、こんにちは!ランサムはな運営局の田中三保子です。
8月も今日で終わりですね。みなさんはいかがお過ごしですか?
私の住む地域では、少しずつ気温も下がり始め早朝はうっすら秋の気配を感じます。
さて本日は、8月20日(JST)に宮川未葉さんをゲスト講師にお迎えして開催した翻訳塾&メルマガ読者さん限定セミナー「産業翻訳から出版翻訳への参入~ファンタジーの世界で翻訳する」のレポートをお届けします。
===宮川未葉さん略歴===
ATA認定英日翻訳者。20年の経験を持ち、ビジネス、法務、食物・料理関係、出版翻訳(ノンフィクション)を専門とし、訳書は40冊に上る。ATA英日認定試験グレーダーを務めるほか、ワシントン州のベルビュー・カレッジで翻訳を教える。翻訳者になる前はシアトルで日本語講師や日本語編集の経験あり。言語学修士。
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セミナーでは、宮川さんが出版翻訳において実際に行っている作業の手順や、原文から意訳を生み出すプロセスなど実ジョブの裏側がぎっしり詰まった情報をシェアしていただきました。
産業翻訳を長年経験されてきた宮川さんが出版翻訳を始めたのは、2015年のこと。そのきっかけとなったのは、宮川さんがかつてお世話になった上司の執筆した記事をある日本語情報誌の中に見かけ、懐かしく思って連絡を取ったことでした。ここから宮川さんと元上司の交流が再び始まり、「出版翻訳をやってみたい」と話していた宮川さんの言葉を思い出した元上司から出版翻訳のお話が舞い込んできたのだそうです。
もちろん、翻訳者の候補は宮川さんだけではなく選考があり、右から左に与えられた仕事ではありませんでした。長年産業翻訳で培った実力があったからこそのチャンス獲得は言うまでもありませんが、宮川さんは、
「やりたいことは人に宣伝しておく」ことの大切さを強調します。
テキサス発やさしい翻訳塾の塾長であるランサムはなも常々「良い仕事は人が連れてくる」と言っています。
でも、自分のやりたいことを人に伝える“発信力”を伸ばすには?
翻訳業界のネットワーキングはどこですれば・・・?
テキサス発やさしい翻訳塾があなたのお役に立てるかもしれません。
当翻訳塾では、翻訳スキルを強化するだけでなく、塾生のキャリアをクラスみんなで考えアイデアを出し合う“作戦会議”の時間があります。私が参加する8期でも「こういうことをしたいけど、どうすれば?」という塾生の問いにSNSの使い方や、売り込み方など発信力を伸ばす提案がたくさん出ました。また、塾長ランサムはなの幅広いネットワークで実現する今回のようなベテラン現役翻訳者のセミナーも定期的に開催され、講師に直接質問することもできます。
”良い仕事は人が連れてくる” ー セミナーでベテラン翻訳者の方と知り合ったり、翻訳塾のチャットコミュニティで修了生のみなさんとも交流してネットワークを広げちゃいましょう♪