皆様、こんにちは。
前回のブログで、「止まれ」の標識を無視したばかりに、交通違反の切符を切られる羽目になった経験をお話しました(前回の話はこちら)。
あのあと、交通違反の切符を読んでみたんですけどね・・・。
どうやら、この後の対応としては、大きく分けて、3つの選択肢があるようなのですよ。
ちょっとクイズ形式にしてみましたので、どうぞ皆様も考えてみてくださいませ。
Q:あなたは「止まれ」のサインを無視して、交通違反の切符を切られました。
その後の対応として、最も適切なものはどれですか?
次の3つの選択肢の中から1つ選びなさい。
1. すぐに自分が有罪であることを認め、罰金を支払う。
2. 裁判所で(自分で、あるいは弁護士を立てて)不服を申し立てる。
3. 州の法律により、交通安全講習を受けることによって、取り下げてもらえる可能性があるので、交通安全講習に申し込んでみる。
・・・皆様だったら、どれを選びますか?
私は迷わず「1」にするつもりでした。
とにかく、さっさと謝るが勝ち、と思ったからです。
その方が、潔いような気がしたし。
弁護士を立てるだの不服を申し立てるだの、そんなごちゃごちゃ言うなんてみっともないと思ったのです。
・・・ところが・・・
いろいろと調べてみると、さきほどの質問には、次のような補足情報があるようなのです。
もう一度、補足情報付きでご覧ください。
1. すぐに自分が有罪であることを認め、罰金を支払う。
⇒運転歴に傷が付くのは確実。保険料金が値上がりする可能性も高い。
2. 裁判所で(自分で、あるいは弁護士を立てて)不服を申し立てる。
⇒訴えが聞き入れられれば、取り下げてもらえるか、減刑してもらえる可能性がある。
弁護士に代行してもらえば、自分で裁判所にすら行かなくてもいいかもしれない。
3. 州の法律により、交通安全講習を受けることによって、取り下げてもらえる可能性があるので、交通安全講習に申し込んでみる。
⇒今回が初めての場合は、大目に見てもらえる可能性が高い。ただし、受講料金を払わなければならない。
・・・う~~~ん。
こんな説明を聞くと、1番よりも、2番か3番の方がいいような気がする。
・・・で、さらにネットで情報を調べていると、ある法律事務所のホームページに辿り着いたのですが、こんなことが書いてありました。
「あなたは自分が有罪だと思っているかもしれませんが、法律では、有罪であることが証明されるまでは、あなたは有罪ではありません」
ふむふむ、なるほどね。確かに一理ある。
多少理屈っぽいが、むやみに犯人にまつりあげられるよりはよっぽど寛大な考え方かも。
しかし、これに続いて、
「大抵の場合、有罪であることを認め、罰金を支払うというのは、最悪の決断です」
なんて書いてあるではないですか。
えーっ。
最悪ですか。。。
で、「そんなことをしたら、せっかくまじめに働いてもらったお金をみすみす政府に持って行かれることになりますよ。
保険料金も上がるだろうし、運転する特権をも取り上げられてしまうかもしれないのです(←免停のことでしょうかね?)」
・・・こんなふうに言われたら、考えちゃいますよねぇ。
でもね、ちょっと冷静になって考えてみれば、これは法律事務所のホームページなわけだから、弁護士を立てるのが一番いい、という結論に持って行きたいだけかもしれない。
前回のブログを書いた後に、ご自身の体験談なんかをコメントに寄せてくださった方なんかもおられて、その方は弁護士は立てずに、講習を受けたそうなんですが、その方が聞いた話では、弁護士なんか立てても無駄な努力に終わることが多いとか。
ちなみに、その方は別の州に住んでおられるそうですが、罰金を2万円以上も支払ったそうなんです。でも、安全講習を受けて、運転歴に傷が付かないようにしてもらったので、保険料金の値上げは免れたみたい。
うちのダンナなんかも、どんなに優秀な弁護士を雇ったところで、法律の範囲内でできることなんて、結局は似たり寄ったりなんじゃないか、と言っていて、それもそうだよねえと思う。
とりあえず、罰金は払うけど、運転歴に傷が付かないように、交通安全講習を受ける、っていうのがいいんじゃないかという気がしてきました。
・・・2万円は痛いけどねぇ(涙)。
ご自分で不服を申し立てに行ったことをブログに書いておられる方もいて、その方はもう少し安い料金で済んだみたいだけど、うちもそううまく行くとは限らないし。
そういえば、前回のブログで、翌日に裁判所に連絡してはいけない、と言われたのは、オンラインに記録が反映されるまでに数日かかるから、ということだったらしいです。
なので、来週にでも連絡して、記録が反映されているかどうか確認してみます。
その後で、具体的に行動を起こすことになりそうです。
それにしても・・・
この国は、なんでこういつも、闘い続けなければいけないんでしょうかね。
選択肢の中から選べというのも、わけがわからない立場では、あんまりありがたいと思えない。
逆に負担になる。
疲れる・・・。
あ~あ。
何だか居酒屋に行って、帰りにカラオケで「私バカよね~」とか歌って、さっさと布団入って寝たい。
・・・つくづく日本の居酒屋が恋しくなってしまったのでした。
ツイッター⇒@HanaKRansom です。引き続き相互フォロー受付中!読者登録(アメーバ)の方もよろしくお願いします。
SECRET: 0
PASS:
うーん、やっぱり私だったら「3」かな。めんどくさいね、いちいちの訴訟社会と思ったりします。皆さん、自己主張とか自意識とか、とにかく自己が強いから。
ちなみにうちの旦那の件ですが、もしかしたら、次回の免許更新時に最寄りの警察署に行って、ちょこっと講習受けてではなく、免許センター行って、みっちり講習を受けることになるかもしれないという情報があります。でも、そのくらいです。
こっちが違反をしたんだから仕方ないよね、そのくらいは、というのが日本の一般的な考え方ですよね。
訴訟社会ではそれではすまないのかも。なんたって自分が肥満したのはマックのせいだと裁判起こしちゃう社会でもあるわけで。。。
SECRET: 0
PASS:
こんにちは!
私はフロリダ在住ですが、私のまわりでは、「チケットを切られたら即弁護士」が一般的です。弁護士と言っても、交通違反チケット専門の会社で、$75くらいですべて代行。
オフィスで手数料を払えばおしまい。「お咎めなし保証付き」だそうです。確かに、$300 以上の罰金を払うよりは安くてしかも手間いらず・・・
大きな看板を街中に掲げて、「walk in welcome」とか書いちゃってあります・・・
まあ便利でしょうが、全く納得いきません。
いやー、アメリカ、この辺はかなり狂ってますよね・・・
早くさっぱりと解決できますように。
SECRET: 0
PASS:
アメリカでは州によって多少の違いはあっても、ふつうはチケットを切られた場合はトラフィックスクールの講習を受けます。そうするとその違反が免除されて保険会社に連絡がいかず、保険代が上がることを避けられます。講習の料金はチケット代とほぼ同じに設定されています。ただしこれができるのは2年に1回だけで、2年間に2回以上チケット切られた場合、2回目のチケットは保険会社に通知されます。
うちは18歳の息子が車に乗り始めて半年以内にスピード違反1回、赤信号無視1回で計2つチケットをもらったので、1回はトラフィックスクール、そのあとは罰金。6月30日で今の保険が切れて更新しなければならないので、どんな額になるか、今から不安です。ちなみに長男が先月からAll State Insuranceの傘下のEsuranceという会社に入社してInsurance Agentのライセンスの試験を取ったので、いろいろ助けになります。はなさんも質問があったらどうぞ。アリゾナ州だけじゃなくて少なくとアメリカ南西部の州はほとんどライセンス取るはずだからテキサスも当然範疇内です。
SECRET: 0
PASS:
>baba-nekoさん そうなの、若い頃はその自己主張がいいと思ったこともあったんですけど、年を取ると疲れてきますね。まあこういう経験をすると、強くならないと叩かれちゃう社会だから、みんなあんなふうになるのかなって思います。でも戦うエネルギーと時間がもったいないような気もする。
日本では免許センターで講習を受けるんですね。それも大変だけど、こうやればいい、っていう方法が決まっているのは、迷わなくていいのでやりやすいですね。
SECRET: 0
PASS:
>まなてぃーくさん、いつもご愛読ありがとうございます!$75とはまた破格の値段です。それって、$75ポッキリなのか、$75以上なのでしょうかねぇ。ぜひ前向きに検討したいです。でも、弁護士を立てるなんて、一番高そうな選択肢が一番安いなんて、アメリカってつくづく不可解な国ですねぇ。
SECRET: 0
PASS:
>akichanさん 息子さんが保険のエージェントのライセンスを取られたとは、それは心強い!ではひょっとしたらご相談させていただくことがあるかもしれません。講習会が受けられるのが2年に1回だけとは知りませんでした。やっぱりこういうことは、経験のある方に相談するのが一番ですね。