社内翻訳者とフリーランス翻訳者(1)

/ 翻訳者・著述家

【皆様にお礼】
前回、ブログ村ランキング「英語 通訳・翻訳」カテゴリで、17位まで上がったとご報告させていただきましたが、今週、おかげさまで13位まで浮上しました!(パチパチ)
ゴールデンウィークに入り、他の方々のブログの更新が止まっているせいもあるかもしれませんが、それにしても新記録でございます。
重ねてお礼を申し上げます。
本当に皆様の応援のおかげです。どうもありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします(私もボタンを忘れないように・・・(-_-;)と思っております)。
ツイッターのフォローについても、引き続き受付けておりますのでよろしくお願いいたします(まだ誰に向かってつぶやいていいのやら、誰に聞こえているのやら、よくわかっていないのが辛いところですが・・・(-_-;) @HanaKRansom です)。
それでは、本題に入りたいと思います。
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18年間もずっとフリーランス翻訳者をやってきたが、昨年から事情があって、社内翻訳者としても働かせていただくことになった。
まさか自分が「会社員」になるとは、夢にも思わなかった。
というか、集団行動があまりにも苦手なので、会社員という立場が、自分の対極にある存在に思え、自分になんか絶対に務まらない、と固く信じていたのだ。
社会人の年齢に達してからも、「会社員は無理」と頑なに思い込み、大学院生とか教師とか翻訳者とか、「会社員」という肩書きではない道ばかり選んできた。
小さい頃、将来の人生を決めるに当たって、「自分に絶対できないこと」というのを3つ考えたときに、
1. 国際結婚をする(←言葉が通じないから)
2. 車の運転をする(←地図が読めないから)
3. 会社員になる(←集団行動力・社交性・協調性がないから)
というのが頭に浮かんだ。
それなのに、今の自分は、この3つを全部やっている。
人生、長生きしてみないと、何があるかわからんもんだな~、とつくづく思う。
会社員になったきっかけも、アメリカに来て病院にかかったときに、目玉が飛び出るほど医療費が高かったことが直接の原因であった。
ご存知の方もおられるかもしれないが、アメリカには国民健康保険がない。
自分で民間の保険会社を探して、加入しなければならない。
しかし、既往症があったり年齢が高かったりすると、加入を認めてくれる会社を探すこと自体が至難の業である。
これに加えて、うちみたいに自営業で、海外から来たばかりで居住実績がなかったりすると、とりあってももらえない。
何とか審査までこぎつけても、はねられたり、月々の掛け金が異常に高くなってしまう。
オバマ大統領の主唱するオバマケアが今年から発動して、皆保険が義務付けられ、保険会社は以前のように簡単に門前払いをすることはできなくなった。
しかし、だからと言って、加入している人の負担が減ったということにはならない。
審査にはねられることはなくなったとしても、掛け金は相変わらず高かったりする。
ところが、これが企業に就職すると、会社の団体医療保険に一律料金で加入させてもらえる。
審査もないし、家族全員が加入できる。
月々の支払額も日本の国民健康保険より安いぐらいである。
天と地のような差なのである。
こちらの医療費の高さに愕然とし、このままではいくら稼いでも、大病などしたら一発で破産してしまう、どうしよう・・・と思いあぐねていたときに、日本語翻訳者の求人が出たので、応募した。
面接に行ってみたら、以前に別の会社から翻訳の仕事を発注してくれた人が働いていて、私のことを覚えていてくれ、推薦してくださったおかげもあり、割とすんなり採用が決まった。
しかし、実のところ、続けられるかどうか、内心自信がなかった。
何しろ、ここ8年ほど、富良野で引きこもり同然の生活を続けていて、通勤や都会の生活とは無縁の生活を長いこと送ってきた。
締切が近づくと、昼夜逆転したような状態になり、アメリカで何年も前に購入したクリスマス柄のど派手なガウンを着たまま玄関に出て、宅配便のお兄さんに「ワイルドですねぇ~」と驚かれた過去もある。
祭日や曜日や時間の感覚もなく、家の中で山猿みたいな生活を何年も送っていた翻訳者が、社会復帰なんてできるんだろうか・・・。
無理なんじゃないのかなあ、というのが正直な気持ちであった。
とりあえず、さすがに山猿のままではいかんだろうと思い、デパートに会社用の服を買いに行った。
メイクのテクニックや知識も20年前で止まっていると思ったので、メイクのレッスンも受けた。
毎日毎日、いつ解雇されるんじゃないかと怯えていたが、非常に寛容な会社であるらしく、何とか一年もった。
入社前に買った化粧品はたんすのこやし状態になっていて、ちょっと山猿の本性が見え隠れしてきた感は否めないが、一応ど派手なガウンは自粛しているので、今のところ目をつぶってもらえているのかもしれない。
ありがたい限りである。
しかし、フリーランスの立場から社内翻訳者になってみて、ここでまたいろいろなカルチャーショックを経験した。
ということで、次回は山猿翻訳者の目から見た、社内翻訳者の世界の見聞記を書いてみたいと思います。
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「社内翻訳者とフリーランス翻訳者(1)」への 4 件のコメント

  1. SECRET: 0
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    おー、続きが楽しみー!
    そうそう、このアメブロに医薬会社の社内翻訳者のブログがありますよ。私のページから入れるかな?たいへんさがしみじみ伝わってきます。見つからなかったらメールでリンク送ります。
    会社員になると、日曜日の夜、憂鬱じゃない?あー、明日は月曜日だーって。はやく続きが読みたいな。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    わたしも派遣とか社員(契約→正)で社内翻訳やっていたことが合計すると数年(?)あります。人間関係とか私には難しいこともあったけど、今は外界で働いてよかったって思っています。特にIT系の会社でやってたときは、「今日は早いね(20時過ぎ頃)、行っちゃう?」なんてオヤジな生活もあったな。
    ハンナさんが毎日どんなこと感じていらっしゃるのか、次回が楽しみです。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >akichanさん、応援ありがとうございます!医薬会社の社内翻訳者さんのブログ、探してみましたが見つかりませんでした。おうかがいしても構いませんか?医薬翻訳者を目指している方、最近特に多いような気がします。
    そうですね、会社員になると、月曜日は憂鬱ですね~。そして土曜日の朝が寝坊できるのでとても楽しみになります。一長一短ですね。

  4. SECRET: 0
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    >baba-nekoさん、コメントありがとうございます。私が働くことになった会社は、とても居心地がいいらしく、皆さん何年も働いています。まあ、そういう会社じゃないと、私には務まらなかったと思います。でも、翻訳者って基本は個人作業が多いので、結局はフリーに行きつくケースが多いんじゃないでしょうか。翻訳者として、両方の立場を経験しておくのも勉強になりますね。

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