そうだったのか

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皆様、こんにちは!
お元気でお過ごしでしょうか?
日本はセンター試験があったのかな?
雪などで開始が遅れた地域もあったようですが、学生さんの方は、滞りなく会場に到着して、実力を発揮できたでしょうか。
さて、今日は、あることをきっかけに、長年不思議だと思っていたことが、ようやく解決した、ということがあったので、皆様とシェアしたいと思います。
きっかけは、車の運転についてなんですけど。
私、いわゆる「地図が読めない女」なんですね。
すぐ道に迷う。
歩いているときは、わかるまで道端に突っ立ってても迷惑はかからないけど、車の場合はどこかに停めないといけない。
だけど、道路脇に停められないときもあるじゃないですか?
もうそうなると、自分がどこにいるかわからなくなって、パニックに陥ってしまうんです。
やっとのことでコンビニの駐車場に滑り込んで、半泣きで家に電話して
「あだし、どこ?(T_T)
・・・なんて、意味不明の質問をしたことが何度あったか。。。
そんな私なので、免許はあっても、極力運転は遠慮させていただいておりました。
車を出すときは、せいぜい、市内のスーパーに買い出しに行く程度で。
日本では助手席が特等席となっておりました。
それほど苦手意識があったんですよ~。
ところが、そんな私が、米国に来て、車で通勤しなければならなくなった。
私のキャパをはるかに超えた要求です。
人生最大級のピンチだと思いましたよ。
ベッドにもぐりこんで、
「できないできないできないできないできないできないできないできない」
と、震えながら念仏のように唱えておりました。
何を血迷ってこんな車社会に来てしまったのか?
場違いも甚だしいと思いました。
だけどバスは遅れまくりで当てにならないし、毎日ダンナに送り迎えしてもらうわけにもいかない・・・
そうなると、やっぱり自分で運転しなければなりません。
ところが、この悩みをアメリカ人に相談しても、だ~れもわかってくれないのです。
「車の運転ができない」と打ち明けると、
「はあ?
冗談でしょう?
車の運転ができない人なんて、見たことない。
うちのティーンの子供だって運転してるのに、あなたにできないわけないでしょう」
とか言って、噴き出している。
全然真に受けてくれないわけです。
なんでだろう??
ひょっとして米国人は、生まれつき土地勘がいいのかしら?
所詮、私とは頭の作りが違うのだろうか???
・・・なんて不思議に思いながら、やらないわけに行かないから通勤を始めましたよ。
最初は高速に合流するのが怖かったので、半年ぐらい高速を使わない方法で通勤してました。
かなり回り道になるんですけど、背に腹は代えられない。
機転を利かせて車線を変える、なんて高等な技はできないから、三車線あるところだったら、
「レイクラインブルーバードでは右寄り、
パーマーレインに来たら右折、
パーマーレインがモーパック高速にぶつかるところに来たら一番端の車線に移る、
ガソリンスタンドの角を右折」とかって、
どの道路で車線変更をするかというような段取りまで、詳し~く頭に叩き込む。
で、あとは伝書鳩みたいに、定められたコースをひたすら繰り返し往復する。
スピードを出すのは怖いから、端っこの車線を拝借して、ヨロヨロ、ヨチヨチとマイペースで行くしかない。
縦列駐車とかバックなんて難しいことはできないから、とにかく着いたら、頭から停める。
・・・なんて、かなり悲壮感を漂わせながら、必死でハンドルを握っていたわけですけど・・・。
こんな私でも、毎日毎日同じコースを何とか無事故で往復しているうちに、成功体験が繰り返し刷り込まれたせいか、苦手意識が薄らいできたのです。
「やればできるじゃん?>自分」なんて、自信がついてきた。
で、半年ぐらいたったある日、思い切って、高速に乗ってみることにしたのです。
高速に乗れれば、時間を30分ぐらい短縮できますから。
合流が怖かったけど、何とかうまく行った。
一回うまくできたら自信がついて、毎日高速に乗っても平気になりました。
そしたら何だか、自分は思っていたよりも有能で、やればできる人間なんだ!という気持ちになってきたわけですよ。
ちょうど「はじめてのおつかい」を終えて帰ってきた子供みたいな、誇らしい気持ちになりました。
ちょっと自分は進歩したんじゃないか、みたいな?
ところが・・・
そんな自信満々で日本に帰国して、さあ、前みたいに道には迷わないぞ、と思って運転を始めると、やっぱり迷うんですよ。
まあ、本格的に地図の読み方を勉強したわけでもないし、頭の中身は変わってないわけだから、考えてみれば当然なんですけど。
急に私が賢くなったわけではなかった。
だけど、同じ人間が車の運転をして、何で米国では「できる」と思えて、日本では「できない」と感じてしまうのか?
それでよ~く観察してみると、米国って、かなりおバカでも道に迷わないような工夫がしてあるんですよ。
毛細血管みたいに小さい道でも1つ1つ名前が付いていて、わかりやす~いところに看板が立っていて。
日本だとちょっと袋小路に入り込んだら、タクシーの運転手さんにでも聞かないと裏路地の名前がわからなかったりすることがあると思うんですけど、
米国は、これでもか、これでもかってぐらいに、事細かに小さい道路にまで名前が付いてるの。
こりゃ迷いようがないよ。
やっぱりこういうところが、移民の国なんだな~と思いましたね。
「自立しなさい」「自立しなさい」ってうるさく言う一方で、ただ放り出しておくんじゃなくて、よそから来た人たちが言葉や文化の違いで戸惑っても、割とすぐにそこそこ自立できるような仕掛けがしてある。
とにかくわかりやすく、シンプルにして、下駄をはかせて、早いうちから「ほらできた!」「ほらできた!」「オレってやればできるんじゃ?」という達成感が味わえるようなつくりになってるみたいなんですね。
こういうことを習慣的に繰り返していると、何か問題が起きても「とりあえず自分で解決してみようかな」って思うクセがつくから、国としても手がかからないってことなんでしょうかねぇ。
とにかく、私みたいな方向音痴でも間違えようがないぐらいシンプルにお膳立てされているというのは、すごい。
米国はいろいろ問題を抱えているけど、誰でも何でもすぐわかるような教え方が整っているというところは、素直に感心します。
何でもわかりやすくするっていうのは、これから東京オリンピックを迎えるにあたって、外国人が多数来ることが予想される中で、日本も参考にできるところがあるんじゃないかなと思いました。
まあ、これで、米国人が「運転できない人なんて見たことない」って言ってた理由がわかった。
米国人が特別土地勘がいいってわけじゃなくて、誰もが迷わずに運転できるような作りになってるからなんですね。
と同時に、日本に来る米国人の中で、すぐに何でも「できます」って言う割には、実際にやってもらうと「え、この程度?」ってびっくりすることがある理由もわかった。
すべてのことには理由があるんだな~、と、納得した次第です。
だから日本で「自分なんて何もできない」と思っている人も、世界的に見たら、実は自分が思っているほどできない人間じゃないのかもしれない。
価値観の違うところで自分を客観的に見直してみることも、思いがけない一面が発見できて、いい経験になるかもしれませんよ。
お読みいただいて、ありがとうございました。
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