近況報告です(2017年夏ー秋)

dreamstime_xs_13340815
LINEで送る
Pocket

皆様、お久しぶりでございます!ランサムはなです。

すっかりご無沙汰してしまいましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

本題に入る前に、まずはテキサスを襲っているハリケーン「ハービー」の影響について・・・。

多くの方々に「大丈夫ですか?」とご連絡をいただきましたが、私達が住むオースティンは内陸なので、おかげさまで無事でした。

ただヒューストン(オースティンから車で3時間半)は、壊滅的な打撃を受けたということで、死者50人以上、40,000人以上が避難しているそうです。

ヒューストンは私が初めて訪れたアメリカの都市で、NASAもある近未来的な洗練された都市なのに、とても大きな打撃を受けてしまいました(涙)。

2005年の「カトリーナ」を上回る被害で、再び上陸するとの予測もあり、引き続き注意が必要です。復旧が速やかに進むようにお祈りいただければ幸いです。

・・・さて、それでは近況報告に移りますね。

私は3ヶ月の日本滞在を終え、先週アメリカに戻って参りました。

しばらくブログを更新できていなかったのですが、今回の日本滞在は、私にとって大きな意味がありました。

・・・というのも、私には20年以上経過観察をしていた持病(C型慢性肝炎)があったのですが、それを今回、治療することができたのです。

27歳の時に発覚したのですが、その当時有効な治療方法はありませんでした。

夫の親戚も同じ病気で12年ほど前に亡くなっています。

インターフェロンなどの強い薬を用いる治療方法がいくつかありましたが、毎日注射が必要で治癒率も25%程度と低く、発熱やうつ病などの副作用を伴う辛い治療と言うことでした。

幸い肝臓は、相当進行しないと自覚症状が出ない「沈黙の臓器」で、私自身正常値の範囲内だったので、生活するうえで特に不自由は感じていませんでした。ただ、放置すると20~30年かけて肝硬変、がんへと進行していくと言われていたので、いつかは治療しなければいけないものとして、長い間私の「To-Doリスト」に入っていました。

4年前に亡くなった、医師をしていた父が「C型肝炎の治療は日進月歩で進化している。いつか飲み薬だけで治る時代がきっと来るから、(身体が持ちこたえられれば)それまで待った方がいい」と言い続けていたので、その時が来るのをずーっと待っていました。

父が予想したとおり、治療はここ数年で飛躍的進化を遂げました。飲み薬だけでウイルスを排除できる時代となり、著効率も97%以上と、高い治癒率を示すようになりました。そこまで治癒率が上がってきたこともあり、今回ついに治療に踏み切ったというわけです。

20年も待てれば、不治の病が飲み薬だけで治る時代が来ることがあるんですね。医学の進歩は本当にすごいです。

最初に診察してもらったときに消化器内科の部長をしていたかかりつけの医師は、いつの間にか第一線を退いて嘱託医となっていて、時の流れを感じました(笑)。経過観察で年に一度病院に通う中、何度も臨床治験に誘われながらも、20年以上も待っていただけたこと、そして長年のかかりつけの医師に治療を担当していただけたことに感謝です。

治療と言っても二週間おきに病院に飲み薬を取りに行き、血液検査をするだけだったので非常に楽で、心配していた副作用もなかったので普通に仕事を続けることができました。

おかげさまで12週間の治療を終えて、このたびめでたくウイルスが完全に「陰性化」しました。今後は陰性化状態が持続しているかどうかを確認するために、3ヶ月後、6ヶ月後に検査するだけです。

もう1つ感謝だったのは、医療費助成金の申し込みが承認され、格安で治療が受けられたことです。助成金や医療保険がなければ、数百万円かかっていた高額治療でした。

アメリカでは医学が進歩していても、医療費が膨大なために患者がせっかくの恩恵を受けられない場合が多々あります。米国でC型肝炎の治療を受けると1000万円以上かかる場合があると聞いたことがあります。しかも医療保険に加入していても、保険会社の提携先の病院にしかかかれないため、自分が希望する医師に診察してもらえないこともあるのです。いや~、頑張って日本の国民健康保険に加入し続けていてよかった!と思いました。

そして最後に、治療のために日本に帰れるようなフリーランスの仕事をしていて本当によかったと思いました。アメリカで会社勤めをしていたら、こんなふうに治療のために日本に戻る、なんてことはできなかったと思います。フリーで翻訳の仕事をしていて、自分の行く先々に仕事がついてきてくれる状況だったというのも、非常に恵まれていたと思います。

今回、病気の話ということで、お話ししようかどうか実は迷いました。

でも、多くの研究者の方々が血のにじむような研究を長年続けてくださり、多くの患者様が臨床治験に参加してくださり、多くの方々が20年以上祈り続けてくださった結果としての恵みであることを忘れてはいけないと思い、感謝の意を込めてお話しすることにしました。いろいろな要素が重なって、どの1つが欠けても実現しなかったことだと思います。

亡くなった父も天国で喜んでくれていると思います。祈ってくださった方々も、ここまで読んでくださった方々も、本当にありがとうございました。

そして日本とアメリカを自由に行き来する生活を送る者として、今後、誰もが希望する国で希望する治療が受けられる人が増えればいいな・・・というのが私の願いです。

時代の変化に伴い色々なライフスタイルが生まれている中で、そういう部分でも納得のいく選択ができる人が少しでも増えてくれればいいなと思います。

3ヶ月の治療が終わってみると、なんだか以前よりも疲れにくくなったような気がします。体力が落ちてくる年代にさしかかっているときに、これは嬉しいことです!

このように生かしていただいたことは、当たり前のことではありません。

この恵みに心から感謝しつつ、これからも歩んで参りたいと思います。

皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

お読みいただき、どうもありがとうございました。

コメントを残す