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日米エコ事情を比較してみた

皆様、こんにちは!
日本は三連休ですね。
さて、前回のブログで、札幌市のゴミ袋が「燃えるごみ」ではなくて「燃やせるごみ」と表記してあることについて、「日本語が変わっちゃったの?」と質問を投げかけましたところ、何人かの読者の方から貴重なコメントやご意見をいただきました。
そのコメントをきっかけに、いろいろ調べてみましたところ・・・
どうやら、「燃やせるごみ」という表記になったのは、焼却炉が進化して、以前は「燃えないごみ」だったものも、「燃やせる」ようになった、という事情と関係しているらしいですね。
焼却炉の技術が進化すればするほど、「燃やせる」ごみも増えて行く、ということなのかも・・・。
それに従って、言葉も変わって行く、というのが、私的には非常に興味深いと思います。
気付きと方向性を与えてくださった読者の皆様に感謝いたします。
あともう一点、「テキサスのごみ分別はどうなの?」というコメントもいただきましたので、この場を借りてご回答させていただきたいと思います。
私たちが現在住んでいる地域は、週一回、火曜日がごみの回収日。
一般ごみもリサイクルごみも同じ日で、市から支給された別々の容器に入れて家の前に出しておくと、トラックが来て持って行ってくれます。
一般ごみは、車輪が付いたフタ付きの縦長のプラスチック製の容器が支給されているので、この容器をゴロゴロと押しながら路上に出します。
特に細かい分別は、していないですね。
リサイクルは大きめのみかん箱くらいの緑の箱で、ここに段ボールやら缶やらを入れて、一般ごみの容器の横に出しておきますが・・・。
日本みたいに段ボールをきれいに折りたたんで、束ねている人はあまり見かけません。
そういうところはアバウトな家庭が多いかな。
年に一回ぐらい、トルネードみたいな強風が吹く日に当たると、こういう段ボールがひらひらと宙に舞って、てんやわんや状態になるのが、玉にキズ・・・。
リサイクルの箱は、もう少し重みのある容器にしてもらえたらな~、と思います。
あとはフタを付けてほしい。
同じテキサスでも、アパートなどの集合住宅や、スーパーやファーストフード店などが集まる場所へ行くと、「ダンプ」とか「ダンプスター」と呼ばれる、高さが2m近くあるでっかい鉄の箱が置いてあって、いつでも好きなときにごみを捨てに行けます。
マンションの宣伝文句でよく使われる「24時間ごみステーション」状態ですね。この場合は屋外ですが。
大きくて何でも入るから、日本では粗大ごみに分類されるものが捨てられていることもあります。
カウチがそのまま縦に突っ込まれていたり、電化製品が無造作に捨ててあることもあって、すさまじい。
ここまで来ると、「アバウト」を通り越して、「ダイナミック」とでも申しましょうか。
いや、「ワイルド」と言った方がいいかも・・・。
引越しなんかのときは、無料でいろいろ捨てられるので、うちもアパート暮らしのときは重宝しましたが・・・。
まあ、「京都議定書」からも離脱したアメリカですから、ごみの分別に対する意識は高くないのかなぁ。
こんなに無造作に物を捨てても何も言われなかったら、そりゃピンと来ないだろうなと思いますよ。
・・・とは言え、環境保護にまったく興味がないわけではないらしく・・・。
イケアなどの大型店舗や大企業などでは、電気自動車充電スタンド付きのEV優先駐車場が入口付近にこれ見よがしにでーんと設けられていたりするので、企業としては、こういう形で環境保護に対する意識の高さをアピールしたいみたい。
ごみは細かく分別しないけど、別の形で環境保護に取り組んでいます、ってことなのかもしれないですね。
一般市民レベルの環境保護への取り組みとしては、こちらでも日本と同様、レジ袋を使わずにエコバッグを使っている人をよく見かけます。
ここオースティンでも、昨年からレジ袋が廃止になりました。
各スーパーでもエコバッグを売り出すようになって、おしゃれなエコバッグも増えて来ました。
新規開店時に行くとオープニング記念にエコバッグを配っていることもあるし、今流行りの「ホールフーズ」のエコバッグなどは、日本でも人気があるそうですね。
ただ、オースティンでのレジ袋廃止というのは、オースティン市の方針で決まったことなので、同じ系列の隣町のスーパーに行くと、まだレジ袋が健在だったりするのが、ちょっと不思議。
コープさっぽろとかだと、全道一斉にレジ袋が廃止になったはずと記憶しているんだけど・・・
こっちでは、同じスーパーなのに、オースティンで買い物をすればレジ袋なしで、隣町で買い物をすればレジ袋に品物を詰めてもらえる。
同じチェーンでも、足並みが揃っていなくても構わない、というのが、日本と違うなあ、と思います。
それにしても、本当に、エコの取組みって、自治体や地域によってさまざまですねぇ。
どの程度効果が上がっているものなんでしょうかね・・・。
とまあ、札幌のごみ袋の話をきっかけに、いろいろと考えてしまいました。
最後に、「見ていてゴーカイ!アメリカのゴミ収集車」という短いビデオを見つけたので、リンクを貼っておきます。
テキサスではないですが、大体の雰囲気はこんな感じです。
アメリカのごみ収集車
特に環境保護に熱心なわけではないのですが・・・
今回は取りとめもなく書いてしまいました。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
皆様のお住まいの地域は、どんな感じでしょうか。
機会があったら、聞かせていただければ嬉しいです。
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いつも応援ありがとうございます~♪

日米エコ事情を比較してみた」への4件のフィードバック

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    スーパーのプラスチックの袋、カリフォルニアのいくつかの都市では禁止になっているようですが、あれって、けっこう使い回しがきくので(家の中の小さなゴミ箱用のゴミ袋にしたり、庭の犬の糞を捨てるのに使ったりとか)なくなると不便。それからあのビニール袋だと数袋を片手でよいしょってかなりの重量を運べるけど,紙袋だと持ちにくいし、エコバックを幾つも持っていくのも面倒。日本みたいに夕飯の買い物に毎日行く生活ならエコバック1つで十分だけど、こちらではやっぱりミルクも1ガロン、卵も1ダース、なんだかんだでけっこうかさばる買い物だから、エコバック1つじゃ無理。環境保護は大事だけど、やっぱり不便な生活やいや、と自己中心的になってしまうのでした。

  • baba-neko

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    やっぱり、そうですか。
    いや、日本でもエコ指向についてはいろいろと。
    大昔、米国の流通系の記事を読んでサマリを作るという仕事を1年弱していたことがあるけど、エコ(という言葉は好きじゃないけど)に対する考え方に二極化があるとのこと。まあ、先進国のリーダーだというのに京都議定書に署名していないのだから。。。
    でも、身の回りについても、ゴミ出しで置いて行かれるもの有の状況。で、そういうのは自分で回収せずに当番さんがなんとかする。そんな状況です。私的にはレベル低すぎと思ってしまいます。
    不適切でしたら、削除してくださいませ。

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    >akichanさん
    確かにアメリカの場合、一週間に一回スーパーに行ってまとめ買いをすることが多いから、エコバッグでは対応しきれない部分がありますね。特に大家族なんかだと、どうしても足りない。レジ袋って、ああ見えて結構頑丈だから、うちも引越しのときに本を持ち運ぶのに使いました。ちょうど持てる量を詰めて運べるから、便利なんですよね。

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    >baba-nekoさん
    いえいえ、とんでもない。本当に国によって意識が違いすぎるし、足並みが全然揃っていないのはいかがなものかと思います。日本がどんなに頑張って細かく分別しても、アメリカみたいな大きい国が協力してくれなかったら、結局どの程度の効果があるものなんだ、と思ってしまいます。有料のゴミ袋だって市民が負担しているわけですしね。何か腑に落ちないものがあります。

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