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ディープティシューマッサージ体験記@米国

皆様、こんにちは~♪
お元気でしょうか?
いや~、久々にまたマッサージに行って参りましたよ。
今日はそのご報告でございます。
マッサージについては、あれからいろいろな方にご意見や情報をいただきました。
おかげさまで、いろいろな知識を仕入れましたよ。
まず、先日、「揉み返し」を英語で何と言うのかわからん~(泣)と言うことで、読者の皆様にお知恵をお借りできないか、とご相談しましたところ、いろいろなコメントをいただいたのですが・・・。
なかでも「おおっ!」と思ったのが、「ポスト・マッサージ・ソアネス(Post Massage Soreness)」(PMS)という表現。
直訳すると「マッサージ後のヒリヒリ感」ですから、「揉み返し」に近いかな?
まあ、100%正確な翻訳かと言われると、厳密なことはわからないですが、私みたいに「ほら、熱が出たりするじゃないですか・・・」とか、ごにょごにょ言っているよりは、ずっと説得力がありそうじゃありませんか?
よし、今度話すときは、ぜひ使ってみよう!と決意した次第です・・・。
ありがとうございます!
もう1つ仕入れた知識としては、前回の体験記でお話した中国式マッサージ(体験記はこちら)など、アジア系のマッサージのことを、アメリカではどうして「フットマッサージ」と呼ぶのか、ということについても、同僚から面白い説を教えてもらいました。
何でも、「マッサージ」という看板を掲げるためには、米国でも日本の「あん摩マッサージ指圧師」に相当する資格が必要なんだそうです。
だけど、中国式・タイ式マッサージ師さんは、英語ができないので資格を取ることができないんだとか・・・。
確かに、「お手洗いはどこですか」も通じなかったからな~。
英語で資格を取るなんて、夢のまた夢かも。
・・・でも、そんな資格がなくても「フットマッサージ」と言う名前にすれば、おとがめなしで開業できるそうなんですね。
ある意味、言葉が不自由な方のための抜け道と言いましょうか。。。
・・・ふ~ん。
真偽のほどは定かじゃないけど、何か納得。
皆さん、言葉の不自由な中で生き延びて行くために、いろいろ工夫しておられるんですね・・・。
お値段がちょっと安いというのも、一応正規の料金を意識して、ちょっと下げているということなのかも。
なるほどねぇ。
・・・と、いろいろな境遇の方の身の上に思いを馳せつつ、ちょっと賢くなった(?)ところで、本題に入りたいと思います。
今回私が挑戦いたしましたのは、「ディープティシュー」と言うマッサージ。
きっかけは、地元のマッサージサロン「オーク・ヘイブン・マッサージ」というマッサージサロンの30分無料お試しクーポン券をいただいたのです。
近くに時々お持ち帰りに利用しているレストランがあるので、通りがかるたびにちょっと気になってはいたのですが、何か広々として、ヒルトンとかシェラトンとかそういうホテルのフロントにそっくりな受付が何だか高級サロンっぽくて、「なんか高そう・・・」と二の足を踏んでおりました。
でもまあ、30分無料クーポンを使えば、残りの30分の料金を払って一時間マッサージを受けたとしても、目玉が飛び出るほど高いってことはないだろう・・・と考えると、勇気が出てきた私。
オンラインで自分で予約も入れられるほど立派なホームページもあったのですが、初めてなので、受付の人に電話して予約を入れていただくことにしました。
私:「あの~、初めて利用するんですけど、クーポンをもらったので、お試しに一度マッサージを受けてみたいんですけど」
受付:「ありがとうございます。どんなマッサージをご希望ですか?」
私:「どんなって・・・そんなに種類あるの?」
受付:「はい、スウェーデン式とか、ディープティシューとか、アシアツとか、タイ式マッサージとか、いろいろございますよ」
あ、アシアツ?
何じゃそりゃ。
ひょっとして、「指圧」の間違い(←それか、私の聞き間違い)?
・・・と、一瞬狼狽しつつも、「えー、すごい凝ってるので、深く揉みほぐしてもらえる強いマッサージを希望します」と言うと、
「じゃあ、ディープティシューがいいですね」
と、あっさりディープティシューに決まり。
受付:「セラピストの希望はありますか?」
私:「お任せします」(・・・というか、誰も知らないです。
そんなに何人もセラピストがいるのか?)
受付:「じゃあ、マークにしておきますね。マークはこの手技で評判がいいから」
ふーん、そうなんですか。
男性ならまあ、板のように硬い私の筋肉も揉みほぐしてくれるかも。
・・・ということで、ちょっと期待しながら、サロンに向かった私・・・。
中に足を踏み入れると、待合室はほんとにホテルのロビーみたい。
パンフレットがいくつも置いてあるし、雑誌やセルフサービスのお茶やミントキャンデーが置いてあって、美容室とかクリニックのような雰囲気。
受付のお姉さんも3人ぐらいいて、フロントデスクのところに座って電話を取っている。
開放感があって、外から中が見えなかった怪しげな中国式マッサージとは大違い!
ホームページに受付の写真がありますので、ご興味のある方はどうぞ。
雰囲気がご理解いただけるかと思います。
↓↓↓
オーク・ヘイブン・マッサージのホームページ
名前を告げてチェックインすると、問診票と同意書みたいのを渡されました。
問診票は、既往歴とかを書くんだけど、この同意書っていうのが、何かやたら細かいのでビックリ。
「私はセラピストが胸のマッサージをしないことを承知しています」
「プライベートな部分は常に覆われているものとし、露出することはありません」
「当店のマッサージは、性的マッサージではありません。不適切な発言や提案があった場合、直ちにセッションを終了させていただく場合があります」
「予約時間は一時間でも、実際は着替えや相談などのために10分程度かかりますので、マッサージ自体は50分です」
「当店のマッサージは保険適用外です」・・・
・・・とまあ、いやに断り書きが多い。
訴訟社会を象徴しているのか、西洋の人は体を触るってことに非常に気を遣うのか、詳しい事情はよくわかりませんが・・・
「テイクオフ(脱げ)」→「オーケー」→「フィニッシュ」しか会話のなかった中国式が、やけに荒っぽく思えてきた。
ともあれ、用紙に記入して、ロビーで待っていると、アフリカ系のお兄さんのセラピストに名前を呼ばれました。
年齢は30代半ばぐらいかな?
アメフトの選手ほどじゃないけど、そこそこ逞しい。
そのセラピストさんの後について、受付の横のドアから奥に入ると、廊下沿いにいくつも部屋があって、ちょっとホテルみたい。
プライバシー重視の完全個室なんですね。
部屋の中はこんな感じでした。
↓↓↓

ベッドも電動ペダルが付いているし、清潔感もあって、部屋の雰囲気もいい。
なかなか期待できそうですよ。
「今日はどうしたいのかな?」と言うので、
「えー、私はパソコンを使うデスク作業が多くて、肩がガチガチなんです。
なので、肩と首を集中的に、全身マッサージということでお願いします」
とリクエスト。
するとセラピストさんは、
「ディープティシューだね。じゃあ、まずは服を脱いでカバーの下に入って。
うつ伏せになって待機していてね。
準備ができた頃にまた来るよ」と、いったん退室。
中国式のときは、セラピストさんが外に出て待っているなんてことはなかったので、こちらもびっくり。
全然違うなぁ~と思いつつ、おずおず支度をして待っていると、セラピストさんが戻って来ました。
「じゃあこれからマッサージを始めますが、
プレッシャーが強かったら言ってください」と言って、施術を始めたのですが・・・
最初、何か首の根っこをわしづかみにして揉んでいると思ったら、まもなく、何か硬い、角ばったものが背中に触れる感触・・・
やや、ちょっと痛いぞ。
まさか、肘でゴリゴリ押してないですよね?
肘を使うなんてありえないですよね?
と思っていたら、その肘みたいな硬い尖ったものが、脳天に響くんじゃと思うような圧力で背骨伝いに上下に動きだした。
い、いだい(泣)
こりゃやっぱり肘か??
我慢して耐えていると、何かその肘らしきものが、腰の横まで来て、グリグリと円を描き出した。
いでででで・・・
何をやっとるんだ、このセラピストは!
大体、肘でゴリゴリなんて、手抜きじゃね?
全然気持ちよくないじゃないか!
しかもこっちが必死で痛みを我慢しているのに、沈黙は失礼と思ったのか、このセラピストさん、いろいろお話を始めた。
「仕事は何をやってるの?」
やっとの思いで、
「ほ、翻訳業です。」と絞り出す私。
「翻訳?どんなことするの?」
「えー、技術製品に、付属している、マニュアル、ありますね、あれを、日本語に、訳すんです。まあ、言ってみれば、タイピストのように、一日中、キーボードを、叩いているわけで・・・」
途切れ途切れ、やっとの思いでしゃべる。
何せ痛いもんで。
「日本語?すごいなあ」
私の母国語ですから。
「日本はいつか行ってみたい国の1つだなあ。
でも、唯一気がかりなのは放射能だなあ。
あれ、結局どうなったの?」
・・・痛みに顔をゆがめている私としては、こういうときにそういう難しい話はしてほしくないです。
今の私には、草の根外交をやっているゆとりは、ないのであります。
ただでさえ痛くて、頭が働かないのに・・・
余計疲れる。
・・・それにしても、こんなに強く力を加えて大丈夫なんでしょうか?
「プレッシャーが強かったら言って」と言われたことだし・・・
ちょっと注文を付けてみようか?・・・と思って
「ち、ちょっと、痛いかな・・・」とおずおず言ってみる。
少しは手加減してくれるかな?・・・
と期待を込めて・・・
ところが、
「そうだろうね、ここの腰の横、しこりができてたよ。
これだけ硬かったら、痛いのは当然だ。
ほぐしてあげたよ」
・・・って、全然言いたいことが伝わってないじゃないですか(T_T)。
そう言えばこっちでは、「痛い!」とか「危ない!」とか言っても、「やめて」という意味には取ってもらえないんだった。
きちんと「痛いので、やめてもらえませんか」って、最後まで文章を言わないと通じないんですよね。
いまだによく間違える(泣)。
しかもお兄さん、何を思ったか、
「ボクのクライアントには、もっと強いプレッシャーを好む人が何人もいる。
施術の間中、悲鳴を上げてるよ。
だけど終わった後の爽快感が何にも代えがたいから、やめてくれるなって言われるんだ」
なんて、得意になって説明を始めたじゃありませんか!
全然こちらの意図が伝わってない・・・
この人のクライアントは、SMが多いのか?
(いだいって言ってるべやこのボケ!(T_T))

・・・と、朦朧とした頭の中で、北海道弁がグルグル回っているのだけれど、悲しいかな、英語になって出て来ない。
はっきり言って、あまりの痛さに、脂汗が出てるのか、涙が出てるのか、鼻水が出てるのか、ヨダレが出てるのか、自分でもよくわからなくなってきた。
こりゃ翌日揉み返しが起きそう・・・
そこで必死に、息も絶え絶えになりながら、「ほら、マッサージが強すぎると、翌日熱が出たりする、じゃ、ないです、か・・・」とささやかに抵抗してみるのですが、
(↑この時点では、まだ「Post Massage Soreness」という言葉を知らなかった・・・)
「いや、めったにそういうことはないと思うよ」と、つれない返事・・・
お兄さん、全然事の重大さがわかっていない様子。
目を白黒させながら、必死で耐えること50分・・・
終わったときには、本当に心からほっといたしました。
最後に「まあ、君ぐらいの硬さだったら、二週間に一回ぐらいはまた来た方がいいね。今日はたくさん水を飲んで、老廃物をしっかり出すこと」とアドバイスをもらって終了。
痛いことして、ずいぶんえらそうにアドバイスするもんだ。
30分はクーポンで無料なので、残りの30分は28ドル。1時間受けたときの定価は58ドルなので、チップを10ドル上乗せして38ドル払って来ました。
高級サロン風の佇まいの割には、予想していたよりはずっとリーズナブルな料金だったけど・・・。
お金を払って、こんな痛い思いをするなんて・・・。
二度と来るか!
・・・と憤慨して帰宅した私。
ダンナに「どうだった?」と聞かれて、
「全然気持ちよくなかった。
中国式のマッサージの方が安くてずっといい!」と答えました。
ところが、驚いたことに・・・
その日は、今までになく深く、昏々と眠ってしまいました。
英語でぐっすり眠ることを「Sleep like a log」=直訳すると、丸太のように眠る、と言いますが、丸太になったような気分って、こういうことだったのか?と思うほどの熟睡。
しかも目覚めてからがスッキリ爽快で、ほぐれた肩の「持ち」も、いつもより長かったんですよね・・・。
そう言えば、終わった後の爽快感がいい、って、セラピストさんも言ってたな・・・
そう思って調べてみたところ、ディープティシューというのは、深層部の組織に働きかけるマッサージということで、スポーツ医学というか、一種の「治療」的な側面があるらしい。
うーん、確かに中国式のときのような、寝てしまいそうな心地よさもなく、ひたすら痛かったけど、効き目があった、という実感はありました。
そう思ったら、もう一度挑戦してみようかな、という気になってきた。。。
今度は「ポスト・マッサージ・ソアネス」という言葉を武器に、もう少し手加減してもらうように交渉してみようかな・・・
ちょっと脱線するけど、このサロンの「アシアツ」とやらも興味あるし・・・。
(ダンナに言ったら「指圧」じゃなくて「足」圧なんじゃないの?と言われた・・・でも「足圧」だったら、「ソクアツ」って読むんじゃ?)
なんか狐につままれたような気持ちですが、
もう一回、ちゃんとコミュニケーションを取ってみよう、とリベンジを誓った私・・・。
ということで、リベンジを果たすべく、再びここのマッサージを受けに行って参りましたので、リベンジ編もどうぞご期待くださいませ。

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ディープティシューマッサージ体験記@米国」への4件のフィードバック

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    あーおかしかった!今風邪気味なもんで、涙と鼻水ぐしょぐしょで笑いこけて、ついでに咳き込んで、咳が出ると失禁につながるという恐ろしい状態もあって、私はもう死ぬかと思いましたよ。はやくリベンジ編書いてね!!!

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    引き籠り系ニートの後藤です。よろしくお願いします。その世界を見たくなったらこのブログを見て気持ちを落ち着かせているんです。私のブログも負けないくらいいいことを書いているつもりなので是非、ご一読下さい。

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